解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ビューティーエクスペリエンスブランド名
ディープレイヤー容量
40ml参考価格
420円1mlあたり
10.5円JANコード
4961503535627KaisekiID
7918全成分
世田谷区用賀に本社を置くビューティーエクスペリエンス社の看板ブランドの一つです。ディープレイヤーのサロン帰りホームケア用トリートメント。3日から一週間おきに使用を推奨されていて、何かとても聞きそうな予感がする製品ですね。果たして内実はどうなっているでしょう?
まずその効果。決して悪くないです。ヒアルロン酸クロスポリマーナトリウムをはじめ、ゼイン、疑似セラミドシクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールが軸となって髪を艶やかに補修。
潤滑性も、カラーリングの維持にも一役買いそう。ある程度強度もアップさせることができるでしょう。3dヒアルロン酸によるコーティング能力が指通りの改善を長持ちさせてくれそう。
さて、このディープレイヤーHがなぜ3日から一週間おきの使用を推奨されているのか。それは、効果が大きいから毎日使わなくてもOK、ということを言いたいのだと思います。実際に、ディープレイヤーのトリートメントの多くがコーティング様子が弱かったのに対し、この製品はある程度皮膜が長持ちしてくれる予感があります。そういう意味では確かに、毎日使わなくても良さそう。
ただ、もう一つ理由があるように思うのです。
それは、アモジメチコンの存在。じつは、このトリートメントで軸となっているコーティング要素、アモジメチコンではないかと思われます。この成分はアミノ変性シリコーンと呼ばれ、シリコン類の中でも髪に残りやすく、蓄積していってしまう弱点があります。使えば使うほど堆積し、つやや指通りが悪くなる素材でもあるのです。
そのような弱点が露呈しないための3日から一週間おきという理由であれば、すこし話が違ってきます。それは、品質の低さをカバーするためであって、高品質ではないという証左になり得るからです。
この製品の処方を見ていくと、アモジメチコンは決して大部分を占めてはいないものの、目立たないほどの量でもないという感じ。つまり、少なからずビルドアップの恐れはあるというわけです。
以上のような特徴をもったトリートメントとなりますが、結論としては決して低品質ではありません。バランスよく補修し、ツヤと潤滑性を一時的ではなく持続的に与えてくれるので、この部分の価値は間違いなくあるでしょう。気になる点としては先ほど挙げたような蓄積性の問題。これは、3日に一回など間隔をあけることで予防することができそう。ただ、ダメージがよりひどく、毎日しっかりとケアしたいという方は、よりコーティングの部分の質が高いトリートメントを選ばれることをお勧めします。低レベルから中レベル程度のダメージ毛の方にはしっかりと役立ちそうな印象でした。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。