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椿オイルの配合は他より多めといえますが、実際にエモリエントなタッチや仕上がりを実現しているのは他の成分に拠るところが多いでしょう。
それ自体は良くも悪くもありませんが、疑似セラミドや(ダイマージリノール酸/ステアリン酸/ヒドロキシステアリン酸)ポリグリセリル-10、アミノ酸、アミノ変性シリコンなどが存在感の強いクリームです。
特に皮膚に刺激になるような要素も見当たらず、ヘアクリームとして潤いを強調するという意味では役立つでしょう。
しかし、潤滑性、スムース感、持続性、補修性といったものはあまりなく、サラサラ感もあまりないのでちょっとべたつく感じがあるかもしれません。
そして、TEA(トリエタノールアミン)の配合の多さ。
この成分は発がん性を誘発する懸念からあまり好ましいものではない、という見方がある上、洗い流さず、配合量も目立つという状況ではリスクが上昇すると考えるのが普通です。
使ってすぐ刺激に感じるとか、すぐにガンになるというわけではないのがある意味曲者で、安全性を重視するならこの部分が懸念となることを認識すべきでしょう。
その潤いの強さからして髪のパサツキを収めたいといった要望には十分に応えられますが、
総合的に見ると完成度はあまり高くないように思います。