解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
パシフィック プロダクツブランド名
モナルダ容量
210ml参考価格
3150円1mlあたり
15円KaisekiID
960全成分
天然素材を中心としながら、わりとエモリエント効果が充実したトリートメントです。
残念ながら、ヘアマスクというほどコーティング的な要素が強いわけではないのですが、アミノ酸系疑似セラミドやバラ由来のロウなど、ユニークなエモリエント素材を多数抱えた内容となっています。
効果として体感することとなるのが、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデジル/フィトステリル/ベヘニル)→アミノ酸系疑似セラミドや、シアバター、スクワラン、ダマスクバラ花ロウ、センチフォリアバラ花ロウ、リピジュアといったオーガニック素材によるエモリエント効果。
ある程度潤滑性も生み出せるでしょうし、オーガニック素材の中ではエモリエントレベルの高いものをチョイスしているので体感できるレベルで違いを感じ取れるでしょう。
バラの香りを付与するエキスも多数配合され、使用感はゴージャスなものになると思われます。
オーガニック原料中心のわりには、体感できるレベル、と言いましたが、ヘアマスクとして純粋にレベルが高いかと言われると否。
植物由来素材の添加を省いてみると、ベースとなっている部分の質はかなり低く、市販のかなり安いコンディショナーとさして変わらないレベルです。
コーティング性能もアミノ変性シリコーンによるもので使うたびに蓄積して感触やツヤが悪化するタイプといえるでしょう。
商品説明には、髪と地肌を補修保護、とありますが、カチオン界面活性剤がベースにあるので肌につけたらボロボロになります。
タンパク変性作用がとても強いカチオン界面活性剤は、脱毛剤としても使われるほどですから、肌につけるのはやめましょう。
良い素材だけを見ると使用感は良さそうなのに、実はベースはチープで仕上がりがいまいち、というのが実際のところでしょう。
もちろん、髪にあまりダメージがなくバラの香りが好きという方には満足度が高くなりますが、ヘアマスクとして期待している場合は良さが長持ちしません。
そういう意味では、ちょっと中途半端な内容に感じる一品でした。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。