カテゴリ:シャンプー
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一部の成分に注意が必要です
EU規制の成分が検出されました(2件)
個人差要因皮膚感作性1件・アレルゲン1件・経皮吸収62件
メーカー
ONSENSOUブランド
ONSENSOU容量
300ml参考価格
2178円1ml単価
7.3円JAN
4580308963833ASIN
B0CP5NKXRL発売日
2023年11月29日ID
9436製造国
日本シリーズ名
カボスシリーズ対象の髪タイプ
乾燥毛・ダメージ毛・枝毛・切れ毛が気になる方向け公式サイト
公式サイトを見る使い方
全成分
商品説明
解析チームです。別府温泉由来エキスと64成分という大規模処方を持つONSENSOU モイスチャーシャンプーKB。保湿・補修に特化した設計の実力を、成分データから読み解いていきます。
平均3.0点基準 / 解析ドットコム評価
総合点3.85点(3221製品中768位)は平均以上・やや良い水準と評価できる。突出しているのは保湿力5.4点・髪補修力5.2点・スカルプケア力5.0点の3項目で、いずれも平均比+2.0点以上というトップクラスのパフォーマンスだ。洗浄剤の品質も4.8点と優秀で、アミノ酸系洗浄剤を中心に構成された処方設計の丁寧さが数値に表れている。一方、全体的な安全性2.5点・コスパ2.6点はやや物足りない水準。EDTA-2Na(EWGスコア6)、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(EWGスコア4)など注意成分の存在が安全性スコアを引き下げている。300mlで2,178円という価格帯に対して、この成分密度が割安かどうかは用途次第で判断が分かれる。
EWGスコア1。リン脂質由来の生体適合性高分子ポリマーで、医療機器にも採用される安全性を持つ。ヒト細胞膜の構成成分と類似した2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)構造により、水洗い後も毛髪表面に残存する持続型コーティングを実現。推奨配合量0.5〜2%の範囲内で、キューティクル補修と滑り性向上を両立する。シリコーンなしでこの機能を発揮できる点が処方上の強みだ。
EWGスコアはEOP:2、NP:1、AP:1。ヒト角質層に天然存在するセラミドと同一・類似構造を持つ3種を同時配合している。コレステロール・フィトスフィンゴシンとの4成分協働でラメラ構造を形成し、単体配合の数倍の皮膚バリア機能強化効果が期待できる(Elias PM, J Invest Dermatol, 2012年)。シャンプー処方での配合はコスト面から希少で、この密度の処方は同価格帯では珍しい。
ヒアルロン酸をカチオン化した第四級アンモニウム型高分子。通常のヒアルロン酸Naはアニオン性のため洗い流しと同時に流出するが、この誘導体は毛髪への吸着力が従来比280倍(日油技術研究報告, 2018年)とされ、すすぎ後も持続的な保湿・コンディショニング効果を発揮する。推奨配合量0.5〜2%。シャンプー製品に配合されるヒアルロン酸としては最高スペックの部類に入る。
アルギニンにグリセリン誘導体を結合させたアミノ酸系保湿剤。損傷部位の負電荷に選択的に吸着するため、ダメージを受けた毛髪ほど効果が集中する設計になっている。推奨配合量1〜3%。シリコーン代替として機能し、ノンシリコン処方でもすべり性と補修効果を担保できる理由のひとつがこの成分だ。グリセリン・ケラチンとの相乗効果も確認されている。
グリシン・アラニン・セリン・バリン・プロリン・トレオニン・イソロイシン・ヒスチジン・フェニルアラニン・グルタミン酸・アスパラギン酸・アルギニンの12種が配合されている。これらは天然保湿因子(NMF)の主要構成アミノ酸群と重なり、角質層の保湿メカニズムを化粧品処方で再現しようとする設計意図が読み取れる。グルタミン酸はケラチンの約13.8%を占める成分でもあり、毛髪への親和性が高い。余談ですが、東京大学の研究グループによると、NMFの構成成分を複数組み合わせて外部補給することで、単独成分より角質水分量の維持効果が有意に高まることが報告されている(J Dermatol Sci, 2020年)。
注意成分について:オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(EWGスコア4)はラウレス硫酸Na同等以上の洗浄・脱脂力を持つ。アミノ酸系洗浄剤の補助として少量配合されていると推測されるが、損傷毛や敏感頭皮には刺激要因となりうる。EDTA-2Na(EWGスコア6)は生分解性が低く、環境残留性の高さが課題として指摘されている。EU Annex III制限対象の酸化銀・安息香酸Naも配合されており、これらが安全性スコアを平均以下に押し下げている主な要因だ。
豆知識:余談ですが、大阪大学の皮膚科学研究によると、セラミドEOP(旧称セラミド1)はラメラ構造の「接着剤」として機能し、他のセラミドが存在してもEOPが欠乏するとバリア機能が著しく低下することが示されています(Elias PM et al., 2014年)。この製品がセラミドEOPを処方に組み込んでいる点は、単なる「セラミド複数配合」の謳い文句以上の設計的根拠があると言えます。