解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
三共油脂(株)ブランド名
三共容量
1800ml参考価格
2854円1mlあたり
1.6円JANコード
4519651000100ASIN
B0C42H3MWH発売日
20230502KaisekiID
9110三共 固形シャンプー 1800g ピンクという大容量、プロ用としても使われているというシャンプーです。ただし、石鹸ですから、かなり賛否ありそうな代物ですね。
全成分を見ても、純粋に石鹸であることがわかります。むしろ2800円というのは、これは割高なのではないか?と感じるほどですね。
石けんはアルカリ性です。このアルカリにより、皮膚に含まれる保湿成分をより効率的に溶出させてしまい、肌の乾燥を引き起こす可能性があります。特に、ラウリル硫酸Naよりも石けんの方がこの効果が強いとされています。また、肌が石けんのアルカリを中和するには、約8時間かかると言われています。この期間中、弱酸性下で生成される肌バリアも一時的に消失し、敏感肌状態になることがあります。
石鹸は、金属石鹸という石鹸カスを生成するため、髪や肌の質感を悪化させます。一方、石鹸カスは不溶性のため、環境にも負荷がかかりやすく、蓄積しやすいのです。さらに、合成界面活性剤系のシャンプーよりも使用量が多く必要なため、これもまた環境に負荷を与える要因となっています。
三共 固形シャンプー 1800g ピンクは、いわゆる石鹸です。石鹸が大量に詰まっている、というだけの商品といえます。
これは石鹸が好きな人にはそれだけで満足、という内容といえますが、髪や肌を洗うのに最適な商品というイメージはありません。その性質ゆえに、デメリットを多く含んでいるのです。
石鹸しか手段がなかった時代は良かったかもしれませんが、現代では様々な石鹸のデメリットを解消したような界面活性剤が登場し、また環境にも生分解性を高めて負荷がかからないように工夫されたものがほとんどです。
シャンプー界の老害ともいえる石鹸。これがいかに古い技術であるかを認識するのも、有益な一歩であるといえるでしょう。石鹸自体が存在するのは構いませんが、プロが美容室で喜んで使うような性質のものではないと考えます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。