解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
白金製薬ブランド名
ココデオード容量
400ml参考価格
1490円1mlあたり
3.7円JANコード
4935583205107ASIN
B0832WZ93N発売日
20200120KaisekiID
10772全成分
解析チームです。今回は白金製薬が送り出す、ちょっと硬派な印象の薬用リンスインシャンプー「ココデオード」を徹底チェックしていきます。ふけ・かゆみに悩む方には聞き馴染みがあるかもしれませんが、この製品、実は密かに売れ筋上位をキープしているんです。メントールフリー&無香料という“つるし上げ”のない仕様ながら、薬用処方に本気で取り組んだ感がある内容で、「香りや演出でごまかさない真面目系シャンプー」の代表格とも言えそう。とはいえ、ランキングはやや中堅、使用感評価もまずまずと、全幅の信頼を置くには少し躊躇する数字も……。そんな気になる「ココデオード」、果たして本当に“効く”のか?
この製品、全体としては3036製品中1296位というポジションで、決して“映える”タイプではありませんが、一定のユーザーにはリピートされている様子。
注目すべきは、洗浄力3.8点(5点満点中)と、比較的しっかり洗える設計。一方で、保湿力1.9点や育毛力2.4点といった数値は控えめで、「頭皮重視、髪の仕上がりは二の次」という立ち位置が見えてきます。
口コミ評価は3.8点(1955件)と悪くなく、30日で売上51本という数字も、ニッチなジャンルの中では健闘している部類です。
全成分数は21とやや控えめながら、有効成分にミコナゾール硝酸塩+グリチルリチン酸ジカリウムを配合した薬用処方が核。洗浄ベースはヤシ油由来+アミノ酸系+ベタイン系と、価格帯の割にかなり工夫が見られます。
この製品の最大の特徴は「ふけ・かゆみケアに全振りしたシンプル設計」です。抗真菌成分であるミコナゾール硝酸塩、抗炎症のグリチルリチン酸ジカリウムを中心に、頭皮のトラブル予防を念頭に置いた構成。さらに、アミノ酸系・スルホコハク酸系・ベタイン系と、肌への負担を意識した洗浄剤構成で、頭皮にやさしい洗い上がりを実現しています。
一方で、保湿力や仕上がりのリッチ感にはやや欠けるため、髪が長めの方やダメージ毛の人には物足りない印象。ノンシリコン処方に加え、メントールや香料も一切なしのため、「爽快感が好きな人には不向き」かもしれません。使用感重視派よりも、「トラブルケア特化派」に向いている一本です。
ちなみに、洗浄剤の品質は3.2点と平均以上。素材のレベルも2.9点と、この価格帯では妥当なライン。ただし、育毛力やスカルプケア力は2.4〜2.6点にとどまるため、「育毛まで期待するのはやや酷」な評価になります。
ココデオードは「ふけ・かゆみケアに集中したいけど、成分の安全性や洗浄剤の質にも妥協したくない」という方にこそハマる製品。無香料・メントールフリーという地味ながらも誠実な処方が、むしろ安心感を与えてくれます。
ただし、仕上がりやリッチ感を求める人にとっては“ドライ”すぎる印象も。あくまで「頭皮ファースト」な一本として捉えるのが正解です。
センブリエキスなどの育毛サポート成分も悪くはないですが、単体での育毛期待は控えめに。補助的な位置づけが良さそうです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。