Ingredient Analysis

パラオキシ安息香酸エステル

成分 25件の商品に配合 ID: 9904
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
-20

安全性
-10

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名パラオキシ安息香酸エステル
医薬部外品名パラオキシ安息香酸エチル/パラオキシ安息香酸メチル等
慣用名・別名パラベン類
INCI名Ethylparaben / Methylparaben / Propylparaben / Butylparaben
化学式パラヒドロキシ安息香酸アルキルエステル(メチル・エチル・プロピル・ブチル等)
分子量メチル:152.15 / エチル:166.17 / プロピル
由来合成
推奨配合濃度0.01〜0.3%(メチル・エチルは最大0.4%、プロピル・ブチルは最大0.14%:EU規制)
適正pH域4.0〜8.0(広いpH域で有効)
EWGスコア4/10
コメドジェニック度0/5
EU規制制限付き使用可(Annex V)。プロピル・ブチルパラベンは乳幼児用製品への使用制限あり
日本規制 化粧品:配合可(旧指定成分に含まれていたが現在は規制なし)/医薬部外品:使用可
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 △ -10
成分の素材品質・配合価値
安全性 △ -20
肌・頭皮への安全性
補修力 △ +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 △ -10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 △ +0
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 △ +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 △ +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 ○ +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

パラヒドロキシ安息香酸のエステル類総称。広範な微生物に抗菌活性を持つ化粧品用防腐剤。

パラオキシ安息香酸エステルの解析

パラオキシ安息香酸エステルは、一般に「パラベン」と呼ばれる合成の防腐剤の仲間である。パラヒドロキシ安息香酸にアルコールが結びついた化合物の総称で、エチル・メチル・プロピル・ブチルなどの種類がある。幅広い微生物の増殖を抑える性質をもつ。

配合の目的は、製品が腐ったりカビが生えたりするのを防ぎ、品質を保つことだ。水分を多く含むシャンプーやトリートメント、育毛トニック、スキンケアの乳液やクリームなどに広く使われている。細菌よりもカビや酵母などの真菌に強いとされ、幅広いpH(酸性・アルカリ性の度合い)で働くため、さまざまな処方に使いやすい。

安全性については、米国の成分安全性評価(CIR)が「使用条件の範囲では安全(Safe as Used)」としている。EWGスコア(1〜10で低いほど懸念が少ない)は4で、中程度の位置づけだ。日本では化粧品への配合が可能で、かつての指定成分でも現在は規制がなく、医薬部外品にも使える。EUでは使用に条件があり、プロピルとブチルは乳幼児用製品への使用が制限されている。感作性(アレルギーを起こしやすい性質)は区分1Bで、体質によっては反応が出ることもある。

「危険では」と気になる人も多い。ホルモンの働きに影響する可能性が議論され、各国で使用量を管理する流れがあるのは確かだ。ただし、決められた範囲内で使うかぎり安全とする公的な評価もある。ニキビのもとになりにくさを示すコメドジェニック指数は0だ。肌が敏感な人や過去にかぶれた経験がある人は、少量で試してから使うと安心である。

防腐剤は製品を衛生的に保つ役割も担う。気になる場合は、全成分表示で種類を確認して選ぶとよい。

相性の良い成分

他パラベン類との組み合わせで相乗的抗菌効果

相性の悪い成分・混合注意

ノニオン界面活性剤(特にポリソルベート類)と結合し抗菌活性を低下させる場合あり

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