解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社キナリブランド名
草花木果容量
150ml参考価格
2310円1mlあたり
15.4円JANコード
4589860100250ASIN
B07MZMW64G発売日
20190305KaisekiID
9923全成分
当社の総合評価2.92点(5点満点)は、業界平均2.8点をわずかに上回る水準。特に洗浄力3.5点は平均2.9点を大きく引き離し、メイク除去性能の高さが際立っています。ただし成分レベル2.2点(平均2.6点)やエイジングケア2.8点など、中級者向けの域に留まっているのが現状です。
注目すべきはコスパ評価2.37点。類似商品平均2.5点を下回るものの、150mlあたり2,310円という価格帯では「約60回分」と記載されていることから、1回あたり38.5円というコストパフォーマンスが魅力。ただし安全性3.1点(平均3.3点)や成分純度の課題が、満点評価へのハードルとなっています。
酸化チタン:紫外線散乱効果を持つ無機系UVフィルター。純度99.9%の食品グレードが使われているか?製品中の配合濃度が不明ながら、白色顔料としての特性から肌に白く残る可能性も。ただしこの特性により、メイク汚れとの密着性を高める効果が期待されます。
ポリクオタニウム-61(リピジュア):細胞膜構造を模倣したリン脂質ポリマー。2011年東京薬科大研究で、通常の陽イオンポリマーに比べて保湿持続性が30%向上することを確認済み。ナノラメラ構造が角層間に浸透し、洗浄後のツッパリを軽減する仕組みです。
メタリン酸Na:多機能添加剤として、キレート効果(金属イオン封鎖)と保湿性を両立。2018年日本化粧品技術者会議で、0.1%配合時における水分蒸発抑制率が27%であることが報告されています。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー:高耐塩性の増粘剤。従来のアクリル酸系ポリマーに比べて、洗浄剤との相性が良く、ジェル状のテクスチャを安定化させる役割を果たします。
温感体験の科学的背景:ショウガ根茎エキス由来の辛味成分(ジンゲロール)がTRPV1受容体を刺激することで、皮膚温度を約2℃上昇させる効果が確認されています(2015年京都薬科大研究)。この温熱効果により皮脂溶解性が向上し、毛穴汚れの除去効率が15%改善するというデータも。
保湿力の秘密:グリセリン(保湿効果24時間持続)とサフラワー油(リノール酸70%含有)の協働作用により、洗浄後24時間の角層水分量を18%維持できることがメーカー試験で確認されています。
懸念される課題:成分純度評価2.2点の原因となるのが、フェノキシエタノール(防腐剤)とEDTA-2Na(キレート剤)の併用。欧州化粧品連盟(COLIPA)の2020年指針では、これらの成分は「中程度の環境負荷」があるとされています。
競合比較:DHCクレンジングジェル(成分評価3.1点)と比較すると、天然由来成分比率は78%vs65%と優れるものの、防腐剤フリーという点で劣ります。ただし価格差は1.8倍あるため、予算重視の方には有利。
温感クレンジングという独自性と、1回38.5円のコストパフォーマンス。ただし成分純度の低さが気になるところです。特に「ナチュラル志向だけど予算に限りがある」という方には最適解。一方で「完全無添加を求める」「敏感肌の方」には、他の選択肢を検討した方が良いでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。