Ingredient Analysis

酸化チタン

成分 50件の商品に配合 ID: 534
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
-10

安全性
+20

素材の品質
-20

使用感
基本情報
成分名酸化チタン
医薬部外品名酸化チタン
慣用名・別名二酸化チタン, チタニア, TiO2
INCI名Titanium Dioxide
化学式TiO₂
分子量79.87 Da
由来鉱物
推奨配合濃度2〜15%
EWGスコア3/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 -10
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

別名・二酸化チタン。TiO₂を主成分とする白色無機顔料で、主に紫外線散乱剤・着色剤として化粧品に配合。ルチル型は屈折率(2.7)が高くUVB散乱・吸収に優れ、アナターゼ型は光触媒活性が強い。ナノ粒子化で透明性向上・白浮き軽減が可能だが、光触媒による活性酸素発生リスクがあるためシリカ・アルミナ・ジメチコン等による表面コーティングが必須。延びの重さや白浮きが処方上の課題。

酸化チタンの解析

酸化チタン(Titanium Dioxide / TiO₂)は、チタン鉄鉱(イルメナイト)から精製される白色無機化合物で、化粧品・日焼け止め・食品添加物・塗料・印刷インクなど幅広い分野で使用される汎用素材。自然界ではルチル・アナターゼ・ブルッカイトの3晶系が存在し、化粧品に使用されるのは主にルチル型とアナターゼ型の混合物。

紫外線防御の仕組みは「物理的散乱・反射」と「一部吸収」の組み合わせであり、化学反応で紫外線を無力化するケミカル系吸収剤(オキシベンゾンなど)とは根本的に異なる。肌上で化学変化を起こさないため、敏感肌・乾燥肌・赤ちゃん肌にも使いやすいとされている。UVBを中心にUVAも防御できるが、酸化亜鉛と比較するとUVAカバー範囲がやや狭い点は弱点。

課題として、白浮き・延びの重さ・塗布感の悪さが挙げられる。これを解決するため近年ではナノ粒子化(200nm以下)が進み、透明性と伸びが改善された製品も多い。ただし、アナターゼ型を中心に光触媒作用(光照射下で活性酸素を生成)が生じるリスクがあり、頭皮・皮膚への直接接触下での酸化ストレスが懸念される。このため化粧品グレードの酸化チタンには必ずシリカ・アルミナ・ジメチコン・トリエトキシカプリリルシランなどによる表面コーティングが施され、光触媒活性を抑制する処理が義務的に行われる。成分表示欄にこれらのコーティング剤が併記されているのはその証拠。

ナノ粒子化された酸化チタンについては、吸入経路でのリスク(ラット実験での肺腫瘍)が動物実験で指摘されており、IARCが「ヒトに対して発がん性がある可能性がある(グループ2B)」に分類。ただしこれは吸入による評価であり、通常の化粧品・日焼け止めの塗布使用においては皮膚からの吸収はほとんどないとされ、現時点では皮膚適用での発がんリスクは認められていない。スプレータイプ製品での吸入に注意が必要。

ホワイトニング剤・着色剤としても機能し、ファンデーションやおしろい類の白色・カバー力を担う成分でもある。ブラックライト(紫外線)照射時に活性酸素を生成する性質は、逆に歯のホワイトニング・殺菌目的にも応用されている。酸化亜鉛と組み合わせることでUVAとUVB双方を広くカバーした処方が可能となり、多くの日焼け止め製品でこの組み合わせが採用されている。

相性の良い成分

酸化亜鉛 硫酸バリウム

相性の悪い成分・混合注意

鉄粉 還元剤

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50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)