解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
SALON MOGOブランド名
もご容量
100ml参考価格
1690円1mlあたり
16.9円JANコード
4595642633328ASIN
B0CTY96CVN発売日
20240204KaisekiID
10486全成分
解析チームです。今回は、SALON MOGOから発売されている「もごヘマトリートメント」を徹底解析していきます。このトリートメント、ヘマチンを軸に据えたプロ仕様系とのことで、かなり期待が高まりますね。一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?その実力と、おすすめできるポイント、そして注意すべき点まで、詳しく見ていきましょう!
まず、この「もごヘマトリートメント」の全体像を把握するために、スタッツ分析から見ていきましょう。総合ランキングでは、2597個中107位と、まずまずの位置につけています。総合点は5点満点中2.56点と、平均よりもやや低めです。特筆すべきは、安全性の高さが5.2点と非常に高評価であること。これは、お肌がデリケートな方でも比較的安心して使える可能性を示唆しています。また、素材のレベルも3.8点と高く、配合されている成分の質は高いと言えるでしょう。髪補修力は3.5点、スカルプケア力は3.3点、エイジングケア力は3.1点と、平均以上の評価です。これらの数値から、このトリートメントは、髪の補修だけでなく、頭皮やエイジングケア効果も期待できることが伺えます。一方で、使用感は3.3点、保湿力は2.6点と、平均的な評価に留まっており、突出した特徴があるわけではないようです。そして、コスパは0点と最低評価。この価格帯を考えると、成分内容に対して、ユーザーが価格に見合わないと感じている可能性を示唆しています。業界平均と比較すると、安全性、素材のレベル、髪補修力、スカルプケア力、エイジングケア力は上回っているものの、使用感、保湿力、コスパは劣るという結果になりました。この製品の最大の特徴は、安全性が高く、プロ仕様の成分を配合している点にあり、使用感、保湿力、コスパの低さが課題であると言えるでしょう。
ここで豆知識ですが、ヘマチンは、主に豚の血液中のヘモグロビンから抽出される成分で、髪のタンパク質であるケラチンと結合する性質があります。そのため、ダメージヘアの補修や、髪の強度アップ、脱毛予防など、さまざまな効果が期待できます。また、ヘマチンは、パーマやカラーの持ちを良くする効果もあるとされており、ヘアケア製品には欠かせない成分の一つとなっています。「もごヘマトリートメント」は、このヘマチンをどの程度配合しているのか、引き続き解析を進めていきましょう。
次に、「もごヘマトリートメント」に配合されている成分の中から、特に注目すべきものをピックアップして解説します。このトリートメントの特徴は、ヘマチンとペリセアを軸に、髪の強化に特化した成分を配合している点です。
ヘマチンは、主に豚の血液中のヘモグロビンから抽出される成分です。毛髪のケラチンと強く結合する性質があり、毛髪補強、脱毛抑制、活性酸素除去、パーマ臭除去、染毛促進など、幅広い効果が期待できます。近年、過酸化水素の除去能が白髪の抑制にも役立つ可能性が示唆されています。このトリートメントは、液体の色からもわかるように、ヘマチンの配合量が非常に多いのが特徴です。メーカーの説明にもあるように、従来の製品と比較して、212.5%もヘマチン量がアップしているとのことです。市販のヘアケア製品と比較しても、ヘマチンの配合量は突出していると言えるでしょう。
この成分は、世界初のジェミニ型(双子型)両親媒性物質であり、通称ペリセアと呼ばれています。毛髪内部に約1分という短時間で浸透し、ダメージを修復する効果があります。また、髪のコーティング、有効成分の浸透補助、髪の強度アップなど、多岐にわたる効果を発揮します。さらに、肌のキメを整える美肌効果も期待できます。ペリセアは、ヘマチンと並んで、ダメージヘアの補修に欠かせない成分の一つです。
センブリエキスは、リンドウ科の植物から抽出されるエキスで、細胞活性作用、抗炎症作用、血行促進作用があります。局所刺激による血管拡張作用と血行促進効果があり、皮膚の血行を促進すると言われています。また、毛根刺激作用によって頭皮機能を促進し、発毛能力や育毛効果を発揮するとも言われています。センブリエキスを配合した育毛剤の臨床試験では、一部の患者に頭髪量の増加が認められたという報告もあります。この成分は、頭皮の健康を維持し、健やかな髪の成長をサポートする効果が期待できます。
ヨモギ葉エキスは、フラボノイド、タンニンやアブシンチン、ビタミン類を豊富に含んでおり、止血作用、収れん作用、ヒスタミン遊離抑制作用などがあります。肌を保護することで肌の透明感を高め、明るい肌にする美容効果があるとされています。ヨモギ葉エキスは、肌荒れを防止する効果や、抗炎症作用があるため、頭皮のトラブルを予防する効果も期待できます。
シリコーンクオタニウム-17は、優れた両親媒性と多機能性を持つ成分です。髪や肌のコンディショニング、紫外線保護、色持ち向上など、多様な美容効果を一つの成分で実現できる点が特筆されます。特にヘアケア製品において、その効果を最大限に発揮し、高機能な製品開発に貢献しています。この成分は、髪の表面をコーティングし、手触りを良くする効果が期待できます。
これらの成分は、単独でも効果を発揮しますが、組み合わさることで相乗効果を発揮し、より高い効果を実現しています。特に、ヘマチンとペリセアの組み合わせは、髪の補修に非常に効果的であると考えられます。また、センブリエキスやヨモギ葉エキスは、頭皮環境を整える効果が期待できるでしょう。
さて、ここからは「もごヘマトリートメント」のメリットとデメリットについて、さらに詳しく掘り下げていきましょう。このトリートメントの最大のメリットは、なんと言っても、そのヘマチンの配合量です。メーカーの説明にもあるように、従来の製品と比較して212.5%も増量したヘマチンは、市販のヘアケア製品と比較しても、突出していると言えるでしょう。ヘマチンは、髪の補修効果だけでなく、脱毛抑制や白髪予防にも効果が期待できる成分ですので、髪の悩みを抱える方にとっては、非常に魅力的な成分です。また、ペリセアも配合されているため、ダメージヘアの補修効果も期待できます。このトリートメントは、髪の強化に特化した製品であると言えるでしょう。メーカーの商品説明にもあるように、パーマやカラーで傷んだ髪や、セルフカラーをしている方、パーマの持ちが悪い方には、特におすすめできます。
さらに、安全性も非常に高い点もメリットです。成分表示を見ても、刺激となるような成分はあまり見当たらず、お肌が弱い方でも、比較的安心して使える可能性が高いと言えるでしょう。また、プロ仕様系トリートメントであるという点も、大きな魅力です。市販のトリートメントでは、なかなか実感できないような効果を期待できるかもしれません。実際に、口コミでも、髪がしっかりした、ハリやコシが出たという声が多く見られます。
しかし、このトリートメントにはデメリットも存在します。まず、使用感が3.3点と、それほど高くないという点です。これは、一般的なトリートメントのように、サラサラとした仕上がりにはなりにくいということを示唆しています。メーカーの説明にもあるように、髪の強化がメインであるため、どちらかというと、カチッとした仕上がり感になる可能性があります。また、保湿力も2.6点と低く、乾燥した髪には、保湿効果が物足りなく感じるかもしれません。さらに、コスパは0点と最低評価。この価格帯で、100mlという容量は、毎日使うには、少し経済的な負担になるかもしれません。また、口コミ数が39件と非常に少ない点も気になります。まだ、一部のユーザーにしか認知されていない可能性もあります。
ここで余談ですが、トリートメントの選び方において、香りも重要な要素の一つです。「もごヘマトリートメント」は、香料が配合されていますが、具体的な香りの種類については、メーカーからの情報が少ないため、実際に試してみることをおすすめします。また、香りに敏感な方は、パッチテストを行うようにしましょう。
総括すると、「もごヘマトリートメント」は、高濃度のヘマチンを配合し、髪の強化に特化したプロ仕様のトリートメントである反面、使用感や保湿力はそれほど高くなく、コスパも低いと言えるでしょう。これらのメリットとデメリットを総合的に判断し、自分に合ったトリートメントを選ぶことが重要です。
さて、ここまで「もごヘマトリートメント」を徹底的に解析してきましたが、いかがでしたでしょうか?このトリートメントは、「ヘマチンに特化した、プロ仕様のトリートメント」という印象が強く残りました。高濃度のヘマチンを配合している点は、他のトリートメントと比較しても、突出していると言えるでしょう。髪のダメージ補修や、強度アップを目的とする方には、非常におすすめできるトリートメントです。しかし、使用感や保湿力はそれほど高くないため、サラサラとした仕上がりを求める方や、乾燥した髪の方は、他のトリートメントとの併用を検討する必要があるでしょう。そして、価格もやや高めなので、コスパを重視する方には、あまりおすすめできません。本製品の本質的な価値は、「本物のヘマチンの効果を、自宅で手軽に試すことができる」という点にあるでしょう。市販のトリートメントでは満足できない方や、髪の悩みを本気で改善したい方にとっては、試してみる価値があるかもしれません。個人的には、もう少し使用感や保湿力を改善してくれると、より魅力的な製品になると思います。
最後に、使用シーン別の推奨度をまとめました。ぜひ参考にしてください。
この解析が、あなたのヘアケア選びの一助となれば幸いです。それでは、また次の動画でお会いしましょう!
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