解析結果

ミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラム

カテゴリ:洗い流さないトリートメント

販売開始から 9年5ヵ月11日(3451日)
ミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラム
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総合ランク

658個中 522

総合点

2.21
2.21

1mlあたり

17.8
コスパ
0.9

口コミの評価

3.65
口コミ数 22件
3.7

カテゴリ内順位

82%以内
553位 / 677製品中
上位
ミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラム解析チャート

DATA口コミによる評価

スカルプエッセンス ダブルブラック

DATA口コミ・販売データ

Amazon 3.7 口コミ評価
Amazon 22 口コミ数
Amazon 2798 Amazonランク

@cosme 5.1 口コミ 106件
LIPS 4.4

SAFETY成分安全性リスク

🚨

成分に高リスクが検出されました

SVHC高懸念・EU規制の成分が検出されました(2件)

個人差要因皮膚感作性2件・経皮吸収28件

リスクスコア 16/100 | ! フラグ成分 2 | EWG 20件評価済み
SVHC シクロメチコン
EU規制 シクロメチコン、メチルイソチアゾリノン
EWG 3+ (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー(3)、AMP(3)、PG(4)、アミノプロピルジメチコン(4)、アモジメチコン(3)、エタノール(3)、シクロメチコン(4)、ジメチコン(3)、メチルイソチアゾリノン(8)、ラウリルベタイン(3)、ラウレス-2(5)、安息香酸アルキル(C12-15)(4)
リスクスコア
16 / 100
解析安全性値
0.3 / 5
EWG スコア
平均 3 最高 8
フラグ成分の詳細(2件)
SVHC EU REACH 高懸念物質
シクロメチコン
EU規制 EU化粧品規制 Annex II禁止/Annex III制限
シクロメチコン、メチルイソチアゾリノン
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1A 1件
メチルイソチアゾリノン
アレルゲン香料
なし
マイクロプラスチック
1件検出
ポリクオタニウム-65
内分泌かく乱性
なし
生分解性
61%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
36%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数 31
植物エキス 1
コスパ
0.9
安全性
2.6
素材の品質
1.0
髪補修力
1.1
育毛力
1.9
使用感の良さ
3.7
エイジングケア
2.2
ホワイトニング
3.0
保湿効果
2.8
スキンケア力
0.0
環境配慮
0.1
浸透力
2.7
即効性
2.1
持続性
2.4
ツヤ感
3.1
サラサラ感
4.2
優れた素材 1
注意素材 0
サブカテゴリ 総合

メーカー

ミルボン

ブランド

Milbon

容量

120ml

参考価格

2130円

1ml単価

17.8円

JAN

4954835290982

ASIN

B06XZZP4ZW

発売日

2017年3月21日

ID

10458

シリーズ名

エルジューダ

対象の髪タイプ

普通〜太い髪・硬くゴワつきやすい髪向け

公式サイト

公式サイトを見る

使い方

タオルドライ後、手のひらに適量を伸ばし、毛先から中間、根元へとなじませる。その後、ドライヤーで乾かす。
広告を含みます。

商品説明

硬くゴワつきやすい髪のやわらかさを高め、しなやかで動きやすい髪へ導くデザインベースオイル。Wケラチン処方(CMADK・カチオン化ケラチン)とバオバブオイルがコシとやわらかさを両立。シアオイル配合でエモリエント効果を発揮。マイクロスフィアが髪…
広告を含みます。

ANALYZEDミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラムの解説

口コミ満点なのに安全性スコアが底辺な理由

解析チームです。ミルボン「ディーセス エルジューダ メロウセラム」は、保湿力・使用感では圧倒的なスコアを叩き出す一方、安全性スコアが全評価の中で最低水準という、際立った二面性を持つヘアオイルセラムです。評価サイトでの口コミ評価点は4.86/5点とほぼ満点に近い高評価を集めていますが、成分データと照らし合わせると、その背景には注意すべき点が存在します。

製品概要と成分スタッツ分析

ミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラム

120ml / 参考価格 2,168円 / 2017年発売

保湿力 4.6 圧倒的
使用感 4.3 優秀
エイジングケア力 2.8 やや物足りない
髪補修力 1.9 要注意
配合成分のレベル 1.4 要注意
コスパ 1.0 要注意
全体的な安全性 0.2 ここが弱点
総合点 2.89 / 5.0点

業界平均3.0を下回る(評価対象734製品中381位)

スタッツを整理すると、保湿力4.6点(業界平均比+53%)・使用感4.3点(同+43%)という高水準の指標が目を引く一方、全体的な安全性は0.2点と本評価対象全製品の中でも最低水準に位置します。エイジングケア力2.8点はやや物足りない水準、コスパは1.0点と要注意の評価です。「使った感触は圧倒的に良いが、成分構成上のリスクが無視できない」という構造です。

口コミでの評価(4.86/5点・22件)は非常に高く、「さらさらした使用感」「べたつかない」「香りが好み」という声が多数見られます。ただし後述する安全性上の懸念点は、短期使用では体感しにくい性質のリスクであるため、数値との乖離が生まれているとみられます。

注目成分の解析

メチルイソチアゾリノン(MIT) EWGスコア 8 EU規制Annex III JP上限0.01%

本製品の安全性スコア0.2点の最大の要因がこの成分です。イソチアゾリノン系の合成防腐剤で、チオール基を持つ酵素を不活性化することで幅広い菌・カビを抑制する強力な抗菌剤です。パラベンフリー処方の代替として2000年代後半に急速に普及しましたが、皮膚感作性(接触性アレルギー)の強さが問題視されています。

欧州皮膚科学会(ESCD)の報告によると、MITは接触皮膚炎のアレルゲンとして急増しており、リーブオン製品への配合はEUでは事実上禁止されています(Annex III制限)。日本では粘膜への使用不可・配合上限0.01%のポジティブリスト成分として規制されており、CIRでも「条件付き安全(Safe with Qualifications)」の判定にとどまります。

注目すべき点は、本製品が採用するカルボキシメチルジスルフィドケラチンのジスルフィド結合とMITの相互作用リスクです。成分間の注意情報として「チオール基含有成分との拮抗」が記録されており、ケラチン成分の機能への影響も否定できません。繰り返し使用することで感作が蓄積されるリスクが報告されており(European Journal of Dermatology, 2013)、日常使いのヘアケアとしては慎重に捉えるべき処方です。

カルボキシメチルジスルフィドケラチン(CMADK) ミルボン独自素材

本製品の最大の差別化成分です。羊毛ケラチンのシスチン結合(ジスルフィド結合)をカルボキシメチル化(-CH₂COOH基の導入)により修飾した先進的タンパク質です。この化学修飾により通常の加水分解ケラチンでは達成できない水溶性と毛髪内部への浸透性を両立しており、ダメージ部位のシステイン残基と相互作用して構造的な補修に関与します。

一般的な加水分解ケラチン(分子量数百〜数千Da)は毛髪のコルテックス(内部)まで届きにくいという課題がありますが、CMADKはイオン性の官能基を持つことで毛髪のアニオン性ダメージ部位への選択的吸着性が向上しています。ポリクオタニウム-65との組み合わせによってダメージへの選択的吸着効果がさらに高まる設計です。

余談ですが、ミルボンの研究グループによると、CMADK(CMAジスルフィドケラチン)は毛髪が持つ本来のケラチンタンパクと同種のアミノ酸配列を保持したまま修飾されているため、異物認識されにくく持続的な吸着が期待できるとされています。これがエルジューダシリーズが美容師からの支持を集める科学的根拠の一つです。

シクロメチコン EWGスコア 4 EU Annex III制限・SVHC指定

全成分表の上位(2番目)に配置された揮発性シリコーンで、本製品の「さらさら感・べたつかない」という使用感を主導する成分です。塗布後に揮発するため残留感がなく、同時に他の有効成分(CMADK・バオバブオイル等)の毛髪への浸透を助ける溶剤・浸透助剤として機能します。

ただし環状シリコーンのD4・D5成分は環境中での生分解性が極めて低く、内分泌かく乱の懸念からEUではSVHC(高懸念物質)として指定され、Annex IIIで制限されています。日本では規制なしのため配合は合法ですが、EU基準との乖離が認識された成分です。口コミで多数報告される「さらさら感」はこの成分が使用感の主役を担っている側面があります。

バオバブ種子油 + 加水分解バオバブエキス EWGスコア 2 植物由来

アフリカ原産バオバブ(学名:Adansonia digitata)由来の2成分をオイルとエキスの両形態で同時配合している点が処方設計の巧みさといえます。バオバブ種子油はオレイン酸(C18:1)・リノール酸(C18:2)を主体とし、毛髪への親油性保護膜形成とエモリエント効果を担います。一方、加水分解バオバブエキスは酵素処理により低分子化されたムチン様多糖類・ポリフェノール・ビタミンCが主体で、保湿と抗酸化のダブルアプローチが可能です。

EWGスコア2と安全性も高水準。アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)も並走配合されており、オレイン酸・トコフェロール・フィトステロールによる保湿力4.6点という圧倒的スコアの処方的根拠はこれらの組み合わせにあります。

PG(プロピレングリコール) EWGスコア 4 JP旧指定成分

石油由来の二価アルコールで、保湿・溶剤・防腐補助の三役を担う汎用成分です。日本の旧表示指定成分(アレルギー原因になり得るとして表示義務が課された成分群)に分類されており、高濃度配合では皮膚刺激リスクが上昇します。近年はDPGやBGへの置き換えが進んでいますが、本製品はPGとDPG・BGを3成分並走配合しており、溶剤の多重化による安定性向上を優先した処方設計とみられます。

敏感な頭皮を持つ方には複数の多価アルコールの同時配合が蓄積刺激につながる可能性があります。

メリットとデメリット

メリット

  • 保湿力は圧倒的トップクラス(4.6点)
    バオバブ二重配合+アルガンオイル+複数シリコーンによる保護膜で、硬くごわつく髪を包む
  • 使用感は優秀水準(4.3点)
    揮発性シクロメチコンがサラサラ感を演出、べたつきゼロの軽い仕上がり
  • ミルボン独自のCMADKケラチン搭載
    通常の加水分解ケラチンを超える毛髪親和性・結合力でダメージ部位に選択吸着
  • ポリクオタニウム-65との処方設計の巧みさ
    カチオン性ポリマーがCMADKの吸着を補助、ダメージへの標的型アプローチ

デメリット

  • 安全性スコアは最低水準(0.2点)
    EWGスコア8のメチルイソチアゾリノンが安全性を大幅に引き下げる主因
  • EU規制成分が2種配合
    シクロメチコン(SVHC指定)・メチルイソチアゾリノン(Annex III制限)がEU基準では問題成分に分類
  • コスパは要注意水準(1.0点)
    成分品質の総合評価に対し2,168円の価格設定は割高と判断される
  • 旧指定成分PGも配合
    DPG・BGと合わせた多価アルコール多重配合は刺激蓄積のリスク要因に

まとめ

一言で言うと

「肌触りは一流、安全設計は要再考」の二重人格セラム

使用感・保湿力という"体感"と、防腐剤リスクという"データ"が正反対の方向を向く製品。

保湿力4.6点・使用感4.3点という体感スコアは本物です。バオバブオイル二重配合×アルガンオイル×複数アミノ変性シリコーンの組み合わせが生み出す「軽いのに潤う」質感は、成分構成に裏打ちされた実力です。ミルボン独自のCMADK(カルボキシメチルジスルフィドケラチン)はダメージ補修に対する化学的な根拠を持つ先進素材であり、この技術力は評価できます。

しかしEWGスコア8のメチルイソチアゾリノン(MIT)が配合されている事実は見過ごせません。EU基準ではリーブオン製品への使用が事実上禁止されており、低濃度の繰り返し暴露でもアレルギー感作が生じうるリスクが欧州皮膚科学会のデータで示されています。「皮膚に塗ってすすがない」タイプのアウトバストリートメントはその定義上リーブオン製品であり、この点が安全性スコア0.2点という評価に直結しています。

口コミでは「8本以上リピート」「香りが爽やか」「さらさらが続く」という高満足の声が圧倒的ですが、これらはMITによる接触感作リスクが短期〜中期では体感しにくいという性質上の乖離であり、長期リピーターほど蓄積的な感作リスクへの意識が必要です。

使用シーン別推奨度
  • 硬くごわつく髪(ノーマル〜健康毛)の方:保湿力・使用感の高スコアが直接的なメリットに。短期使用での体感向上は成分データと一致。
  • ダメージ毛を本格的に補修したい方:CMADKは優れた素材だが、髪補修力スタッツは1.9点(要注意)。MITとの拮抗リスクも念頭に。補修特化なら他製品との比較を推奨。
  • 毎日長期的にリピート使用したい方:MITの繰り返し暴露による感作リスクが懸念される。長期使用前に代替処方品との比較検討を。
  • ×
    EU基準の安全性を重視する方 / アレルギー体質・敏感肌の方:MITはEUリーブオン製品禁止成分。この観点での選択には不向き。

余談ですが、欧州消費者安全科学委員会(SCCS)の2013年評価によると、MITは洗い流さない製品(リーブオン)において0.0015%という極めて低濃度でも感作を誘発する可能性があるとされており、これが現在のEU規制の根拠となっています。日本の規制上限0.01%はこの水準の約6倍であることを念頭に置くと、規制の差異の大きさが理解できます。

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