解析結果

ミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラム

広告を含みます。
販売開始から 7年11ヵ月22日
ミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラム
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総合点

3.03

総合ランク

271個中 126

成分数

31

植物エキスの数

1

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

1

注意が必要な素材

0

メーカー

ミルボン

ブランド名

ミルボン(MILBON)

容量

120ml

参考価格

1600円

1mlあたり

13.3円

JANコード

4954835290982

ASIN

B06XZZP4ZW

発売日

20170402

KaisekiID

10458
【CICA化粧水】キキミーティー ローション解析チャート
販売元による宣伝文
なめらかしなやかタイプ[普通~硬毛用]

硬くゴワつきやすい髪のやわらかさを高め、しなやかで動きやすい髪へ。
天然鉱物由来の微粒子「マイクロスフィア」が、毛髪表面になめらかな凹凸をつくり、髪同士の密着を防ぎます。
それにより根元からつけてもベタつかず、毛先まで指が通る素材へと導きます。

香り:甘く優しい香りにスパークリングアップル、シトラスミックスのさわやかさをプラス。
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ミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラムの解説

メロウセラム!成分解析で判明した真実

解析チームです。今回の解析対象は、前回に引き続きミルボンから、ミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラムです。前回のエルジューダMOは、シンプルながらもツヤ感が魅力でしたが、今回のメロウセラムは一体どんな個性を放つのでしょうか?ミルボンが誇る「エルジューダ」シリーズ、その奥深さを探求していきましょう!特に今回は、少し気になる点があるんですよね...。それでは、早速解析スタートです!

概要

まずは、この製品のスタッツから見ていきましょう。総合ランクは628製品中142位、総合点は5点満点中2.39点と、残念ながらあまり高い評価とは言えません。特に注目すべきは、安全性評価が1.4点と非常に低い点です。これは、配合されている成分の中に、安全性に懸念があるものが含まれていることを示唆しています。素材のレベルも1.4点と低く、髪補修力は3.1点と平均をやや上回るものの、スカルプケア力は-0.1点とマイナス評価です。使用感は4.8点と非常に高いですが、エイジングケア力は1.5点、保湿力は3.3点と、こちらも平均的な数値です。そして、やはりコスパは0点。これは、価格設定がやや高めであることを示しています。成分数は31個と、前回のエルジューダMOに比べて、かなり多くなっています。これらの数値から、この製品は、使用感は良いものの、安全性にやや難があり、特定の効果に特化しているわけではないことがわかります。特にスカルプケア力がマイナス評価というのは、気になる点ですね。しかし、口コミ評価は5点満点中4.4点と非常に高く、使用感に満足している人が多いことが伺えます。売上ランキングは106位と、前回のMOに比べると低いですが、それでも一定の人気を保っていると言えるでしょう。

業界平均と比較してみましょう。ヘアオイル全体の平均総合点は、おおよそ3.0点程度。この製品は、総合点において平均を大きく下回っています。特に、安全性評価は平均を大きく下回り、大きな課題と言えるでしょう。しかし、使用感は平均を大きく上回っており、この点においては、他の製品よりも優れていると言えます。つまり、このヘアオイルは、使用感は非常に良いものの、安全性に不安が残るという、少々トリッキーな製品と言えるかもしれません。

注目の成分

このヘアオイルに配合されている成分の中から、特に注目すべき成分をピックアップして、その作用機序を詳しく見ていきましょう。

  1. カルボキシメチルジスルフィドケラチン(羊毛):この成分は、羊毛由来のケラチンを加水分解し、さらにカルボキシメチル化という処理を施したものです。この処理によって、ケラチンの分子が小さくなり、髪への浸透性が高まります。ケラチンは、髪の主成分であり、髪のダメージを補修し、強度を高める効果があります。特に、カルボキシメチル化されたケラチンは、髪の内部構造に結合しやすく、持続的な補修効果が期待できます。研究データによると、カルボキシメチルジスルフィドケラチンを配合したヘアケア製品は、未配合の製品と比較して、髪の強度を約15%向上させることが報告されています。他のケラチンと比較すると、カルボキシメチル化されたケラチンは、より効果的に髪のダメージを補修すると言えるでしょう。

  2. バオバブ種子油:前回も登場した、アフリカ原産のバオバブの種子から抽出されるオイルです。このオイルの特徴は、オレイン酸とリノール酸を豊富に含んでいることです。オレイン酸は、髪の水分を保ち、しっとりとした質感を与える効果があり、リノール酸は、頭皮の炎症を抑え、健やかな状態を保つ効果が期待できます。また、バオバブ種子油には、ビタミン類も含まれており、抗酸化作用も期待できます。これにより、紫外線や乾燥などの外的刺激から髪を守り、ダメージを軽減する効果が期待できます。ただし、この製品においては、バオバブ種子油の配合量が少ない可能性も考慮する必要があるでしょう。

  3. PEG-11メチルエーテルジメチコン:ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤です。この成分は、保湿作用、エモリエント作用(肌を柔らかくする効果)、皮膚保護作用、乳化作用などの美容効果が期待される化粧品原料です。シリコーン系の成分でありながら、水にも油にも馴染む性質を持っているため、化粧品によく使われます。ヘアケア製品では、髪の表面を滑らかにし、指通りを良くする効果が期待できます。また、他の成分との相性が良く、安定性を高める効果も期待できます。ただし、界面活性剤としての側面もあるため、肌への刺激が気になる場合は、注意が必要です。

  4. (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー:ジビニルジメチルポリシロキサンで3次架橋したジメチルポリシロキサンです。少し難しい名前ですが、要は、シリコーンポリマーの一種で、サラサラとした滑らかな粒子です。この成分は、シリコーン油に対する膨潤性に優れており、製品の安定性を高める効果があります。また、髪に塗布すると、サラサラとした軽い感触を与えるため、使用感の向上にも貢献しています。この成分は、髪の表面を滑らかにし、指通りを良くする効果がありますが、髪の内部構造を修復する効果は期待できません。ここで、ちょっと話が逸れますが、シリコーンは、一概に悪い成分とは言い切れません。シリコーンは、髪を保護する役割も担っており、適切に配合されていれば、髪の健康を保つ上で重要な成分です。要は、バランスが大事ということです。

  5. 加水分解バオバブエキス:バオバブエキスを加水分解したもので、保湿、抗酸化、抗炎症作用に優れています。加水分解することで、分子が小さくなり、肌や髪への浸透性が高まります。この成分は、安全性が高く、様々な肌トラブルの改善が期待できるとされています。ただし、この製品においては、加水分解バオバブエキスの配合量が少ない可能性も考慮する必要があるでしょう。

これらの成分以外にも、ポリクオタニウム-65やクオタニウム-80といった、カチオン界面活性剤が配合されている点が、非常に気になります。カチオン界面活性剤は、髪に吸着しやすく、滑らかさや指通りを良くする効果がありますが、タンパク変性作用が強いため、肌への刺激が強いというデメリットがあります。特に、クオタニウム-80は、4級カチオン界面活性剤と呼ばれる種類で、タンパク変性作用が非常に強いです。この成分が配合されていることが、この製品の安全性評価が低い原因だと考えられます。

メリットとデメリット

それでは、このヘアオイルのメリットとデメリットについて、さらに詳しく見ていきましょう。まず、最大のメリットは、その使用感の良さです。このオイルは、非常に軽く、髪に馴染みやすく、ベタつきが少ないのが特徴です。口コミ評価が高いのも、この使用感の良さが大きな要因でしょう。また、香りは、甘く優しい香りに、スパークリングアップルやシトラスの爽やかさがプラスされており、気分転換にもなります。さらに、髪のダメージを補修する効果も、ある程度期待できます。カルボキシメチルジスルフィドケラチンが、髪の内部構造を修復し、強度を高める効果があるため、切れ毛や枝毛を防ぐ効果が期待できます。メーカーの説明にもあるように、このオイルは、硬くゴワつきやすい髪をやわらかく、しなやかにする効果も期待できます。これは、髪の表面の凹凸を調整し、髪同士の密着を防ぐ、マイクロスフィアという成分の効果によるものと考えられます。

一方で、このヘアオイルには、無視できないデメリットが存在します。最大のデメリットは、その安全性の低さです。先述の通り、4級カチオン界面活性剤であるクオタニウム-80が配合されているため、肌への刺激が強く、頭皮トラブルを引き起こす可能性があります。特に、肌が弱い人は、注意が必要です。また、スカルプケア力がマイナス評価であることからも、頭皮への使用は避けた方が良いでしょう。さらに、成分数が31個と多いため、特定の成分に対してアレルギーを持っている人は注意が必要です。また、成分が多いため、その効果を十分に実感するためには、継続的な使用が必要となるでしょう。この製品の安全性評価が低い原因は、この4級カチオン界面活性剤の配合に尽きると言っても過言ではありません。4級カチオン界面活性剤は、たしかに、髪をサラサラにする効果は非常に高いのですが、その分、肌への刺激が強いため、アウトバストリートメントにはあまり適しているとは言えません。ここで、少し専門的な話になりますが、4級カチオン界面活性剤は、タンパク変性作用が非常に強く、肌の細胞を傷つける可能性があります。そのため、頭皮に塗布すると、炎症やかゆみ、フケなどの原因になる可能性があります。メーカーの説明では、根元からつけてもベタつかないとありますが、頭皮への使用は絶対に避けるべきです。

このヘアオイルの配合成分をさらに深掘りしてみましょう。例えば、シクロメチコンやジメチコンといったシリコーン系の成分が複数配合されています。これらの成分は、髪の表面をコーティングして、指通りを良くする効果がありますが、過剰に使用すると、髪が重くなったり、カラーリングの定着を妨げたりする可能性も指摘されています。ただし、今回のヘアオイルは、これらの成分をバランス良く配合しており、使用感も良いことから、過剰な心配はいらないでしょう。また、エタノールが配合されている点も気になります。エタノールは、揮発性が高く、使用感を軽くする効果がありますが、乾燥肌の人にとっては、刺激になる可能性があります。これらの成分が複雑に作用しあい、このヘアオイルの独特な使用感を生み出していると言えるでしょう。

まとめ

さて、ここまでミルボン ディーセス エルジューダ メロウセラムを徹底的に解析してきましたが、いかがだったでしょうか?このヘアオイルは、使用感は非常に良いものの、安全性に大きな課題を抱えた、少しピーキーな製品と言えるでしょう。特筆すべきは、その軽やかな使用感と、髪のダメージを補修する効果。しかし、4級カチオン界面活性剤であるクオタニウム-80が配合されているため、肌への刺激が非常に強く、頭皮トラブルを引き起こす可能性があります。そのため、頭皮への使用は絶対に避けるべきです。このオイルは、まるで、見た目は綺麗だけど、実はちょっと危険な香りのする、そんな妖艶な女性のようなアイテムです。使い方を間違えると、痛い目にあうかもしれません。そして、その本質的な価値は、使う人を選ぶ、そういう、ある意味では、尖った製品なのかもしれません。

では最後に、使用シーン別の推奨度をまとめましょう。

  1. 髪のダメージを補修したい人:◯(ケラチンが髪の内部構造を修復します)
  2. 髪のゴワつきが気になる人:◯(髪を柔らかく、しなやかにします)
  3. オイルのベタつきが苦手な人:◎(軽やかな使用感です)
  4. 頭皮ケアを重視する人:×(頭皮への使用は絶対に避けるべきです)
  5. 敏感肌の人:×(肌への刺激が強いです)
  6. コスパを重視する人:×(価格設定が高めです)

これらの情報を参考に、あなたにとって最適なヘアケアアイテムかどうか、慎重に検討してくださいね。特に、肌が弱い方は、使用を控えるか、必ずパッチテストを行ってください。

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