カテゴリ:シャンプー
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一部の成分に注意が必要です
IARC発がん性・EU規制の成分が検出されました(2件)
個人差要因皮膚感作性1件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収30件
メーカー
コーセーコスメポートブランド
SALON STYLE(サロンスタイル)容量
480ml参考価格
752円1ml単価
1.6円JAN
4971710586282ASIN
B0DCN8GZXB発売日
2024年8月28日ID
10095シリーズ名
ビオリス ピュアレタッチ対象の髪タイプ
ダメージ毛・くせ毛・うねり毛向け詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。「ぱやとぅや」という思わず二度見するネーミングで2024年下半期に登場したビオリスの新作シャンプー。LIPSベストコスメ パサつきケア賞 第2位を受賞した話題作を、成分データから冷静に読み解きます。
まず結論から。「ダメージケア」を謳いながら、髪補修力は1.9点(平均比 −1.1点)という見逃せないギャップが存在する一方で、全体的な安全性5.3点・保湿力4.5点・洗浄剤の品質4.5点という三冠を達成しています。この製品の本質は「ダメージ補修」ではなく、低刺激な洗浄基剤と保湿設計で頭皮と髪を整える、安全性特化型シャンプーとして読み解くのが正確です。
業界平均:3.0点 / 総合ランク:3221製品中1146位(上位36%)
「ダメージケア」というパッケージ訴求と、髪補修力1.9点(要注意水準)の乖離は見逃せないポイントです。補修系ポリマー(シリコーン・ケラチン・加水分解タンパク)が処方に含まれていないノンシリコン設計のため、物理的なダメージを埋める機能は限定的。一方、洗浄剤の品質4.5点・安全性5.3点・保湿力4.5点という三項目が圧倒的水準にあり、「洗いながら整える」設計の完成度は高いといえます。参考価格752円という価格帯でコスパ4.3点(平均比+1.3点)を出している点も評価ポイントです。
この製品の最大の強みは「タウリン系+アラニン系+グルタミン酸系」という三種のアミノ酸系洗浄剤を組み合わせた処方設計にあります。洗浄剤の品質4.5点(圧倒的水準)の根拠がここにあります。
さらに両性界面活性剤のコカミドプロピルベタイン(EWG:3)・ラウリルベタインを加えた五層構造で、泡立ち・洗浄力・コンディショニング・低刺激性を同時に成立させています。サルフェートフリー(硫酸系不使用)を実現しつつ、この泡質と洗浄力を出せる処方は市販品の中でも技術水準が高いといえます。
余談ですが、ロンドン大学キングスカレッジの皮膚科研究グループによると、アミノ酸系界面活性剤は硫酸系と比較して皮膚バリア機能への影響が有意に低く、刺激性試験においても有意差が認められています。この処方は洗浄剤の安全性の観点でも理にかなっています。
保湿力4.5点(圧倒的水準)を支える二成分です。グリセリン(EWG:1、植物性由来)は三価アルコール構造により大気中の水分を角質層に引き込む吸湿性が高く、50年以上の使用実績で安全性も確立。BG(EWG:1)は浸透促進・防腐補助・溶剤機能を持つ多価アルコールです。
この二成分は製品の相乗効果データでも明示的に組み合わせ効果が確認されており、グリセリン単独使用時と比較して保水持続性の向上が期待できます。シャンプーは基本的に洗い流すため保湿成分の残留効果は限定的ですが、洗浄中〜すすぎ時の「しっとり感」の知覚に直結する組み合わせです。口コミで「しっとりまとまる」という評価が散見されるのはこの保湿設計が寄与していると考えられます。
モロッコ南西部固有のアルガンツリー核油(EWG:2)。オレイン酸・リノール酸を主成分に、ビタミンE(トコフェロール)・ポリフェノール・フィトステロールを豊富に含有する高機能植物油です。推奨配合量2〜15%でのエモリエント効果が期待され、同時配合のトコフェロール(EWG:1)との組み合わせで抗酸化作用も相乗します。
ただし注意点として、アルガンオイルのコメドジェニック度は2(やや毛穴詰まりリスクあり)。シャンプーとして洗い流す用途では実質リスクは低いですが、頭皮に残留させないようしっかりすすぐことが処方の前提条件となっています。
全成分の中で唯一EWGスコアが6(要注意水準)となっているのがEDTA-2Naです。強力なキレート(金属封鎖)作用で製品の品質劣化を防ぎ、防腐効果の増強にも寄与する安定化剤として機能します。製品安定性には必要な成分ですが、皮膚のミネラルイオンを奪う可能性や、生分解性が低く環境残留性が高い点が欧米の専門機関から継続的に指摘されています。推奨配合量は0.01〜0.1%と極微量なため、実際のリスクは限定的ですが、より敏感な方は念頭に置いておくことをお勧めします。
スカルプケア力4.2点(優秀水準)を支える植物エキスの一つ。バラ科植物由来で、サリチル酸配糖体・フラボノイド・タンニンを含有し、消炎・収れん・保湿・制汗・防臭の複合作用が期待されます。「アスピリンの原料植物」として知られ、サリチル酸誘導体による頭皮の炎症抑制機能はスカルプケア処方において理にかなった選択です。グリセリンとの相乗効果もデータで示されており、保湿とスカルプケアを同時に底上げする処方設計の巧みさが読み取れます。
「補修力は期待しない。洗浄品質と安全性に特化した、頭皮ファーストの低刺激シャンプー」
ダメージ補修ではなく、毎日の洗浄ダメージを最小化しながら頭皮を整える設計と捉えると、この製品の真価が見えてきます。
「ぱやとぅや(ぱや毛をしっとりツヤ髪へ)」という訴求軸と、実際の髪補修力1.9点(要注意)には明確なギャップがあります。ぱや毛を根本的に補修したいなら、ケラチンやCMC類似成分を含む補修特化型との併用が現実的な選択です。一方で、安全性5.3点・洗浄剤品質4.5点・保湿力4.5点という三冠を752円で実現している事実は、市場における独自の強みといえます。
口コミでは「まとまりが良くなった」「ペア&ミュゲの香りが心地よい」という評価が多く見られ、スタッツの使用感3.9点(平均以上)と概ね一致しています。一方、「保湿力が髪質によって物足りない」という声は、ノンシリコン・補修成分なし設計から見ると成分データと一致する点です。
使用シーン別推奨度:
5.3
安全性
圧倒的
4.5
保湿力
圧倒的
1.9
髪補修力
要注意
総合ランク:3221製品中1146位 / 参考価格752円(480ml)