解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
大正製薬ブランド名
リアップエナジー容量
400ml参考価格
3972円1mlあたり
9.9円JANコード
4987306201255KaisekiID
7607全成分
リアップのシャンプーは3種類ありましたが、どれもこれも素材はほとんど同じで、単に成分の配合量が少し変わる程度の違いしかないようです。
細かいことを言えば植物エキスの種類が少し変わっていたりするのですが、全体的な性格と言いますか、方向性に関してはそれほど変わるものではないと見受けられます。
端的に言って、中身にあまりお金はかかってないような気もしますし、リアップというブランドの割に期待値が低い内容であるなぁと感じます。
基本構造としては、オレフィンスルホン酸ナトリウムで強く洗いたいだけ。
オレフィンスルホン酸ナトリウムというのは、よく街で見るラウレス硫酸ナトリウムベースの安い市販シャンプーと同等の洗浄剤です。
肌浸透しないぶん、例えばラウリル硫酸ナトリウムのような洗浄剤に比べると刺激性は低いのですが、食器洗い洗剤並みの強い洗浄力を持ち、肌バリアを損なうには十分な脱脂力を持ちます。
そのため、商品名にあるようにストロングオンリー、つまり皮脂が非常に多い状況の方に対して、強い洗浄力で挑もうというテーマのシャンプーであるわけですね。
しかしながら、同じリアップの乾燥肌向けのシャンプーもやはりオレフィンスルホン酸ナトリウムベースのシャンプーでしたので、それほど強い志があるようには思えないということも付け加えておきます。
内容はどうあれ、リアップというブランドに対して期待することは、おそらく育毛なのではないでしょうか。
ほとんどの方にとってCMなどで強く印象づいているのは育毛とか発毛に関わるブランドである、というところだと思います。
ところが、このシャンプーに関して、またこのブランドのシャンプー全てに共通していることは育毛をする気はほとんどないと思われます。
確かに皮脂を上手くコントロールすることは、男性型脱毛の一つの要因を軽減する効果はあるかもしれません。
しかし、単純に皮脂を取ってしまうだけでは皮脂コントロールとは言えず、皮脂の分泌を根本的にコントロールするような成分を配合している他の育毛シャンプーに比べると、実に安直なつくりであるなぁと見えてしまうのは否めません。
これって一歩間違えたら100円均一のシャンプーに近いような品質と見られても仕方ないレベルですので、リアップというブランドイメージに違わぬクオリティをもう少し求めたいところではあります。
やはりそれなりに値段が高い製品でありますし、この中身ではなかなか満足度が上がらないのではないかという懸念があります。
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