Ingredient Analysis

オウバクエキス

植物由来成分 50件の商品に配合 ID: 6939
植物由来成分 植物・天然素材から抽出された自然由来成分
+30

安全性
+40

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名オウバクエキス
医薬部外品名オウバクエキス
慣用名・別名キハダ樹皮エキス、黄柏エキス
INCI名PHELLODENDRON AMURENSE BARK EXTRACT
分子量主要成分ベルベリン: 336.36 Da
由来植物性
推奨配合濃度0.1〜2%
適正pH域3.5〜6.5
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 植物由来成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +40
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +35
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +0
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ミカン科キハダ(Phellodendron amurense)の周皮を除いた樹皮から得られる植物エキス。主要活性成分はアルカロイドのベルベリン(黄色色素)およびフラボノイド類。抗菌作用(黄色ブドウ球菌・アクネ菌等)、リパーゼ活性阻害による抗炎症作用、UVA/UVB吸収補助、アポリポプロテインD分泌抑制による腋臭抑制、さらに抗糖化作用によるAGEs生成抑制も確認されており、多面的な薬理活性を示す優良天然成分。

オウバクエキスの解析

オウバクエキス(黄柏エキス)は、ミカン科の落葉高木・キハダ(学名:Phellodendron amurense)の樹皮内皮部分から抽出される植物性エキスで、医薬部外品有効成分としても承認されている実績ある天然由来成分である。日本・中国・朝鮮半島・シベリアなど東アジア一円に自生し、古来より漢方生薬「黄柏(おうばく)」として下痢・炎症・感染症の民間薬に広く利用されてきた。

その最大の特徴はベルベリンを中心とするイソキノリンアルカロイドの存在である。ベルベリンは黄色ブドウ球菌・赤痢菌・コレラ菌・淋菌・アクネ菌(Cutibacterium acnes)に対する幅広い抗菌スペクトルを持ち、ニキビケアや頭皮の雑菌抑制において実用的な効果を発揮する。また、リパーゼ活性阻害という独自の経路により炎症性サイトカインの産生を抑え、皮脂過剰による炎症の連鎖を断ち切る作用も持つ。

さらに注目されるのが抗糖化作用だ。糖とタンパク質が結合して生じる終末糖化物質(AGEs)は、コラーゲンの劣化・肌のくすみ・老化促進の主要因とされる。オウバクエキスはこのAGEs生成を抑制することで、エイジングケア成分としての側面も評価されている。他の植物エキスと比べても抗糖化の実験的根拠が比較的明確な点が優位性となっている。

加えて、UVA・UVB吸収補助作用も報告されており、紫外線ダメージの軽減にも間接的に貢献する。アポリポプロテインD分泌抑制を介した腋臭抑制への応用もユニークで、デオドラント製品への配合例も見られる。収れん作用による毛穴引き締め効果も期待でき、オイリー肌向け製品や頭皮ケアシャンプーに多く採用される理由がここにある。

安全性は比較的高く、低濃度配合であれば刺激リスクは低い。ただし、ベルベリン由来の黄色着色が製品の色調に影響する場合がある点は処方上の留意事項となる。グリシルリチン(甘草エキス)やドクダミエキスなど他の抗炎症植物エキスとの相乗効果が期待でき、スカルプケアや美白・エイジングケア処方との相性が良い。

相性の良い成分

グリチルリチン酸 サリチル酸 アゼライン酸 ナイアシンアミド

相性の悪い成分・混合注意

強い酸化剤 高pH製剤

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