総合点
2.26総合ランク
2497個中 678位成分数
46植物エキスの数
13コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
2注意が必要な素材
0メーカー
アンファー / ANGFAブランド名
スカルプDボーテ薬用トリートメントパックボリューム容量
350ml参考価格
3900円1mlあたり
11.1円JANコード
4580168654346KaisekiID
7169全成分
ヘアトリートメントとして使うならOK。トリートメントなのだから当たり前だろう、と思われるかもしれませんが、頭皮にはつけてはいけないということです。
なんとなく育毛シャンプーの、スカルプDのトリートメントと聞くと頭皮につけたらメリットはありそうな予感がしてしまいます。
実際に配合成分の多くはスカルプケア用として知られるエキスばかりで、何も言われなければ頭皮にありがたく塗ってしまう懸念がありそうな造りです。
ところが、ステアルトリモニウムクロリド、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリドという4級カチオン界面活性剤が配合されていて極めてタンパク変性作用と皮膚刺激が強い内容となっています。皮膚につけると、ほとんどの洗浄剤よりも遥かに強い肌荒れを起こす可能性が高いと言える製品です。
そういう意味で、ヘアートリートメントとして使うならOKなのです。
豆乳、葛根、クロレラ、セイヨウニワトコ、メリッサ、ゲットー、黄檗、人参、バンジロウ、イリス、陳皮といったエイジングケアや育毛を期待させる成分の配合が目立っていますが、これらの成分は髪に塗ったところで育毛効果を発揮するわけではありません。
ヘアトニックのように頭皮に聞かせることで意味を成す植物エキスなのですが、前述したように頭皮に塗るには非常にリスクが高い処方となっていますので無意味とあえて言ってもいいでしょう。
このことは、抗酸化作用をもたらすビタミンC誘導体も同様です。いかにも頭皮に良さそうな成分を配合しているからといって、髪に塗るだけという前提に立てば役に立つ成分は数えるほどしかないことが分かります。
髪にだけ塗ることが推奨されるスカルプDトリートメント。ムダも多いですが、髪に効く成分の実力は決して低くありません。
セラキュートを始めイソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD、ケラチン、ポリクオタニウム-11、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、シアバターといった成分がズラリ。
ある程度ハリコシを髪に生み、なめらかに髪を補修する効能が期待されます。とくにセラキュートはセラミドに似せた構造と、高分子形状による被膜形成能などで髪や肌に弾力を付与します。イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPDは傷んだ髪にコラーゲンペプチドと脂肪酸を補充してダメージを補修。スグレモノの効果を付与することができるでしょう。
このように、髪に対してのコンディショニング効果に関しては及第点と言える実力を持ち合わせており、それだけであれば期待通りの効果を発揮できるでしょう。逆に、育毛やスカルプケアを目的に使うのであればある意味で間違いと言える結果を生むことになりそうです。
育毛系のシリーズだから頭皮に塗っていいということではなく、含まれている成分が頭皮に良いのか悪いのか、判断基準はただそれだけです。そうした視点に立った時、スカルプDボーテのトリートメントは頭皮に塗るべきではないという結論が出るのが自然です。
このトリートメントがが悪いという意味ではなく、髪にだけ塗るのであればOKで、頭皮に塗る用ではないということです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。