Ingredient Analysis

塩化オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム

カチオン界面活性剤 9件の商品に配合 ID: 4939
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
-20

安全性
+10

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名塩化オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム
慣用名・別名ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド
INCI名Stearoxypropyltrimonium Chloride
化学式C24H52ClNO
分子量500.34 Da
由来合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜7.0
EWGスコア4/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -25
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +35
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ステアロキシプロピルトリモニウムクロリドの別名。モノアルキルエーテル型4級アンモニウム塩系カチオン界面活性剤。負に帯電した損傷毛髪に静電吸着し、キューティクルを平滑化して帯電防止・コンディショニング効果を発揮。乾燥後も持続するまとまり感が特徴。シリコーンとの相乗効果で指通り向上。頭皮に対しては炎症リスクがあり、コンディショナーやトリートメントへの配合が一般的。

塩化オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウムの解析

塩化オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム(INCI名:Stearoxypropyltrimonium Chloride)は、モノアルキルエーテル型4級アンモニウム塩に分類される合成カチオン界面活性剤。コンディショナー・トリートメント・ヘアパックなど洗い流し系ヘアケア製品に広く用いられている。

その作用機序は明快だ。パーマ・ブリーチ・紫外線ダメージや洗髪後の毛髪は表面が負(マイナス)に帯電し、キューティクルが浮き上がってパサつきやもつれが生じる。正電荷を持つ本成分が負帯電した毛髪表面に静電吸着し、電荷を中和することでキューティクルが平らに寝かされ、摩擦抵抗が軽減。くし通り性の向上とまとまり感が得られる仕組みは、まさに「磁石のN極とS極が引き合う」原理の応用といえる。

同カテゴリの代表格であるセトリモニウムクロリド(塩化セチルトリメチルアンモニウム)と比較すると、本成分はエーテル結合を介したC18長鎖(オクタデシロキシ)を持つ構造的特徴により、乾燥後の持続的なコンディショニング効果が優れているとされる。またシリコーンとの相乗効果も報告されており、ジメチコンなど揮発性・非揮発性シリコーンと組み合わせることで指通りとまとまりをさらに高める処方設計が一般的。通常はセタノールやステアリルアルコールに溶かし込んだ形で製品に配合される。

一方、安全性については懸念点もある。通常の使用濃度・使用条件下では皮膚刺激性・感作性はほとんどないとされ、40年以上の使用実績がある。しかし4級アンモニウム塩共通の課題として、頭皮に直接接触した場合の炎症リスクは否定できず、スカルプケアを重視する製品への配合には慎重さが求められる。生分解性も良好とは言えず、環境負荷の観点でも留意が必要だ。育毛目的の製品には不向きな成分と評価されることが多い。

相性の良い成分

シリコーン セテアリルアルコール グリセリン

相性の悪い成分・混合注意

アニオン界面活性剤 高濃度カチオン界面活性剤