マドンナリリ ヘアシャンプーの概要

以下はマドンナリリヘアシャンプーの解析です。このシャンプーの売りは、ノーベル賞受賞成分であるフラーレンを配合していることです。さらに、カシミヤ山羊ケラチンやウールキューティクルタンパク、そしてペリセアを配合した質の高い成分をミックスさせた処方が見どころとなっています。それでいて非常にリーズナブルな価格帯であるため、このシャンプーの実力は一体どのようなものでしょうか。早速見ていきましょう。

洗浄剤の品質

このシャンプーの主成分はオレフィン(C14-16)スルホン酸Naとココイルグルタミン酸TEAです。この組み合わせは、強い洗浄力としっとり感を持つアミノ酸系です。このパターンは市販シャンプーでもよく見られ、アミノ酸系と言われていますが、比較的低コストなシャンプーに使われることが多いです。

ただし、マドンナリリ ヘアシャンプーには、ラウロイルメチルアラニンNa、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、そしてココイル加水分解ケラチンKがミックスされており、比較的コンディショニング効果を感じながら洗うことができ、かつ、それなりに泡立ちも良いシャンプーに仕上がっているように見えます。全体的なバランスとしては悪くないかもしれません。

コンディショニング成分のクオリティ

このシャンプーの注目点は、高品質のコンディショニングケア成分であるペリセア（ジラウロイルグルタミン酸リシンNa）、カシミヤヤギケラチン、リピジュア、フラーレン、ウールキューティクルタンパクが配合されていることです。ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは、10秒で髪の中心まで浸透し、髪を補修・コーティングし、洗浄剤の刺激を緩和し、肌のキメを整えるという多彩なメリットを持つジェミニ型界面活性剤です。ウールキューティクルはしなやかな補修効果を示し、カシミヤヤギケラチンと組み合わせることで髪を補強します。

洗浄剤のヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルは、高いコンディショニング効果があります。また、ココイル加水分解ケラチンKは最上級の洗浄剤であり、ケラチンのハリコシといった質感を残せる特徴があります。これらの成分から、仕上がりはトリートメントを使用したレベルに近い高品質なものになることが予想されます。

植物エキスのクオリティ

植物エキスはセイヨウサンザシ果実エキス、セイヨウノコギリソウエキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウ花/葉エキス、ラベンダー花エキス配合。

セイヨウサンザシ果実エキス、セイヨウノコギリソウエキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウ花/葉エキス、ラベンダー花エキスには、それぞれ独自の効能があります。セイヨウサンザシ果実エキスは、肌を滑らかにしてくれます。セイヨウノコギリソウエキスは、肌を引き締め、若返らせます。セージ葉エキスは、肌のトーンを均一化し、タチジャコウソウ花/葉エキスは、肌の柔軟性を高め、ラベンダー花エキスは、肌を落ち着かせる効果があります。

マドンナリリ ヘアシャンプーが向いている人

このシャンプーは、髪のハリコシを高めたい人や、ミドルエイジ以上で髪のハリが失われ始めていると感じている人に特に効果的なシャンプーです。即効性があり、わかりやすい弾力が得られるため、若く見せたいと思っている人にとって役立つアイテムと言えます。また、コスパも良く、効果がはっきりと出るシャンプーです。

マドンナリリ ヘアシャンプーのデメリット

このシャンプーのデメリットは、洗浄剤の質があまり高くないことです。コンディショニング効果自体は高いですが、シャンプー単体としての洗浄剤の質はそれほど高くありません。それこそこのシャンプーの値段を反映しているというようなイメージですね。質の良い洗浄剤もミックスされていますが、あくまでも添加剤としての存在で、ベースとなっている洗浄剤はかなり低コストと言っても過言でない感じです。そこをどう評価するかによって、このシャンプーの評価というのは変わってくるような気がします。

まとめ

マドンナリリ ヘアシャンプー、 決して悪い意味じゃないですね。 はっきりと洗えるし、 それでいて髪にかなりボリュームを与えられるという分かりやすい特徴があるので、 相性さえ合えばこのシャンプーはかなり使い勝手が良いアイテムになるのではないかと思います。 ボリュームダウンさせたいというような人には決して向いていませんが、ある程度ミドルエイジ以上で 髪のボリュームが気になる、 といった方にはとてもおすすめです。

コンディショニング成分についてはかなり質の高いものが配合されているので、 よくある市販シャンプーなどと比べると かなり違いを感じさせるのではないかと思います。 ハリをもたせたい人、試す価値があります。