Ingredient Analysis

フラーレン

成分 50件の商品に配合 ID: 779
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+40

安全性
+70

素材の品質
+15

使用感
基本情報
成分名フラーレン
慣用名・別名C60フラーレン、バックミンスターフラーレン、バッキーボール
INCI名Fullerenes
化学式C60
分子量720.66 Da
由来合成
推奨配合濃度0.001〜0.1%
適正pH域4.0〜8.0
EWGスコア1/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 規制なし
カテゴリ 成分
フラーレンの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +70
成分の素材品質・配合価値
安全性 +40
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +35
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +15
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +15
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +15
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

炭素60個がサッカーボール状に結合した同素体(C60)。化粧品原料として2005年に日本で実用化。活性酸素を自身が酸化されることなく吸着・無害化する「触媒型」抗酸化剤で、ビタミンCの約172倍ともいわれる抗酸化力を持つ。紫外線による分解もほとんどなく持続性が高い。美白・抗老化・抗炎症・皮脂抑制・毛髪キューティクル保護まで多岐にわたる美容効果を持ち、安全性実績も10年以上に及ぶ先進的高機能成分。

フラーレンの解析

フラーレン(C60)は、60個の炭素原子がサッカーボール状に結合した球状分子で、ダイヤモンドや黒鉛と同じ「炭素の同素体」に属する。1996年にノーベル化学賞を受賞した発見から始まり、2005年に日本で化粧品原料として実用化されたことで一気に美容界の注目成分となった。

最大の特徴は「触媒型(ラジカルスポンジ型)抗酸化作用」にある。ビタミンCやアスタキサンチンのような一般的な抗酸化成分は、自らが酸化されることで活性酸素を消去するため、使い切り型になる。対してフラーレンは自身が酸化されることなく活性酸素を吸着・無害化するため、繰り返し機能を発揮し続ける。その結果、肌表面で10時間以上にわたり活性酸素の除去が持続するとされ、さらに他の抗酸化成分を酸化から守る「抗酸化保護剤」としての役割も担う。

主な美容効果としては、抗老化(シワ・たるみ・くすみ抑制)美白(メラニン産生抑制)抗炎症(ニキビ・赤み軽減)皮脂分泌抑制(毛穴ケア)、そして毛髪キューティクルの損傷抑制が挙げられる。紫外線によっても分解されにくいため、日光を浴びる日中ケアや日焼け止めとの組み合わせにも理にかなっている。

製剤面では、フラーレンは疎水性が高く水や有機溶媒にほとんど溶けないという技術的難題があった。これを解決するために水溶性ラジカルスポンジ(PVP包接)やリポフラーレン(油溶性タイプ)、モイストフラーレン、ヴェールフラーレン、サンガードフラーレンなど、多様な製剤化技術が日本主導で開発されてきた。このように日本がフラーレン美容の世界的な牽引役となっている点は特筆に値する。

安全性については皮膚刺激性・眼刺激性・感作性・光毒性のいずれもほとんどなしとされており、皮膚科での使用実績も10年以上蓄積されている。ビタミンC誘導体・ナイアシンアミド・レチノールとの相乗効果が高く、これらと組み合わせることで抗老化・美白効果をさらに引き上げることができる。環境負荷については、現在は合成製造が主流であり生分解性が低い点が懸念事項として残る。

相性の良い成分

ビタミンC誘導体 ナイアシンアミド レチノール アスタキサンチン コエンザイムQ10

フラーレンを含む商品ランキング

50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)