とても洗浄力が控えめなリンス的シャンプー
全部まとめてバランスをとろうとしているのは伝わってきますが、いかんせん成分の数があまりにも多すぎるように感じます。
これでは、せっかく質の良い成分を含んでいても、有効性を期待することは難しくなるでしょう。
洗浄性もコンディショニング効果にしても、頭皮環境改善系エキスにしても1つ1つの有効性はぼやけてしまっていて、あまり際立つ違いを髪に残せないものと見ます。
マイルド志向ながらpHは微アルカリ?
ヘマチン含有という点を考えれば、全体のpHは中性〜弱アルカリ性とみるのが普通で、マイルドそうな洗浄剤のわりに脱脂力はしっかり持っていそう。
逆にいえば、さほど肌に優しいとはいえないタイプかもしれません。
どちらかといえば、髪の強さ、潤い、滑りをアップさせたいリンスインシャンプー的な要素が強いようです。
たっぷり潤いで包みながらコンディショニング効果を残す、バランスは大胆ながら比較的良いタイプといえます。
しかし、全部が理想的とはいえず、やや個性が少なく珍しくもない程度のコンディショニング作用であったり、洗浄性の甘さは好みを分けるところ。
高額な値段のわりにはメリットが一時的な感触改良だけ、ということも充分に考えられます。