Ingredient Analysis

ココイル加水分解コラーゲンNa

アニオン界面活性剤 2件の商品に配合 ID: 753
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+40

安全性
+50

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名ココイル加水分解コラーゲンNa
医薬部外品名ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンNa、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンナトリウム液
INCI名Sodium Cocoyl Hydrolyzed Collagen
由来半合成
推奨配合濃度2〜8%
適正pH域4.5〜7.0
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +50
成分の素材品質・配合価値
安全性 +40
肌・頭皮への安全性
補修力 +30
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +40
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

加水分解コラーゲン(コラーゲンPPT)とヤシ油脂肪酸を縮合させたアミノ酸系アニオン界面活性剤のナトリウム塩。コラーゲン由来ペプチドに疎水性脂肪酸を結合させた両親媒性構造を持ち、洗浄力・起泡性・コンディショニング効果を同時に発揮。脱脂力が低く低刺激で、洗浄しながら毛髪・肌に保湿成分を付与。希少・高価な成分であり、プレミアムシャンプー・洗顔料に限定的に配合される。

ココイル加水分解コラーゲンNaの解析

ココイル加水分解コラーゲンNaは、コラーゲンタンパク質を酸・アルカリまたは酵素で加水分解して得られるコラーゲンPPT(ポリペプチド)に、ヤシ油由来の脂肪酸(主にラウリン酸・ミリスチン酸)をアミド結合させ、ナトリウム塩化したアニオン系界面活性剤。いわば「コラーゲンに洗浄機能を持たせた」ユニークな成分設計で、保湿・コンディショニングと洗浄を1成分で担える点が最大の特徴。

作用機序として、疎水性のヤシ油脂肪酸部位が皮脂・汚れをミセル化して除去する一方、親水性のコラーゲンペプチド部位が毛髪・肌表面に吸着してコーティング層を形成する。これにより洗浄後もしっとり感・なめらかさが持続し、いわゆる「洗うだけでトリートメント効果」を実現する。一般的なラウリル硫酸Na(SLS)などと比べて脱脂力・刺激性がはるかに低く、敏感肌・ダメージヘア向けのプレミアム処方に適する。

コラーゲンペプチドの低分子化によって毛髪内部・皮膚角層への浸透性も向上しており、保湿・補修の持続効果も期待できる。類似成分としてKタイプ(カリウム塩)やTEAタイプ(トリエタノールアミン塩)も存在し、溶解性・粘度・起泡特性がそれぞれ異なるが、基本的な作用機序は共通。Naタイプは粉末・固形処方への適性が高い。

安全性面では眼・皮膚刺激性が低く、アレルギーリスクもアニオン界面活性剤の中では比較的低い。ただし魚・コラーゲン由来の場合は動物性アレルゲンに留意が必要。高価な原料コストが最大のデメリットであり、配合製品は必然的に高価格帯に限られる。環境面ではコラーゲン由来(動物・魚由来の副産物利用)のため生分解性は良好だが、動物性成分の倫理問題や製造過程のCO₂排出も考慮すべき点。

シャンプーだけでなく洗顔料・ボディソープ・クレンジングへの配合も増えており、肌に触れる洗浄剤に「機能性素材」を組み込む現代トレンドを体現する代表格ともいえる成分。

相性の良い成分

グリセリン パンテノール ヒアルロン酸Na

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ電解水 高濃度エタノール