解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社美粧AKARIブランド名
Dplus(ディープラス)容量
150ml参考価格
1078円1mlあたり
7.2円KaisekiID
8196全成分
こちらのオイル、髪にも肌にも、頭皮クレンジングにも使える、という万能型とのことです。
実際、それらの用途で本当に使い物になるのか、早速検証していきましょう。
基本的に植物オイルとエキスが多種多様に配合されている製品です。
これはむしろ、植物オイルじゃない部分を見ていったほうが内実が理解しやすいでしょう。
特徴をまとめると、
このような製品です。順を追って見ていきます。
植物オイルが多種多様、と言いましたが、ベースで最も配合量が多いのはミネラルオイル。流動パラフィンとも呼ばれるこの成分は、油性の強いテカテカとした光沢を持つ鉱物油です。
植物オイル類に比べ強い光沢感と油性感が特徴ですので、わりとこの成分の存在感は大きくなるでしょう。
頭皮クレンジングにも使える、というのはこのミネラルオイルの浮かせ油としての機能を指しているものと思われます。
たしかに、ツヤだしもできるし、頭皮クレンジングもできそう。ただ、もったりして使用感はお世辞にも良いとは言えなそう。というのが印象ですね。
通常シリコーンオイルがベースにくるパターンが多いですが、植物オイルやミネラルオイル単体ではベタつきがどうしても気になるのが弱点。シリコーンはサラサラに仕上げてくれますが、この製品には無配合です。
この他はひたすら植物オイルとエキスが続く、という内容です。
この処方では、頭皮に塗ったままにしておく、という用途はないでしょうから、植物エキス類の薬効についてはあまり期待できません。髪に塗っても機能しませんからね。
精油類の香りは良さそうですが、植物オイルがもたらすメリットは感触の違い程度で、油分補給以上でも以下でもない、というイメージです。
浸透性、持続性、補修能力も低く、色々配合されているわりには油分補給しかできないな、というっ拍子抜け感はありますね。
グレープフルーツ果皮油を筆頭に、少々光毒性が気になります。
肌に刺激を与える恐れのある光毒性、実は紫外線吸収剤であるメトキシケイヒ酸エチルヘキシルにも同じような懸念があります。
ということで、意外と安全ではない、極端に心配するほどではないものの、という感じ。
植物由来でまとめよう、という意図があるのはわかりますが、ややバランスを欠いていて、使用感もヘアケア効果もいまいちという仕上がりです。
決して悪い素材が集まっているとは言いませんが、天然素材なら安心だろう、という一種の怠慢を感じる作り方。髪をどうにか良い状態にしてあげたいという心遣いは残念ながら感じられないのかなと思いました。
フラーレンのような優れた素材も、結局うまく活かせていないように見えますね。
結局の所、油分補給しか期待できないという製品です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。