hiritu(ヒリツ) バランスリペアヘアトリートメント スムースの概要

hiritu(ヒリツ) バランスリペアヘアトリートメント スムース。とんでもないトリートメントです。何が？成分の数ですね。数えろと言われたら億劫になってしまうようなボリュームがあります。

ただ、数が多いだけでなく、質の面を注目してみましょう。実は有益な成分がごった返しているのがわかります。

ちなみに値段は410g/1700円。市販品の中ではわりと高めの設定と言えますが、中身が説得力のあるものとなっています。２０２３年２月末に突如現れたトリートメントの詳細を見ていきましょう。

どんな特徴がある？

膨大な数の成分の中で、とくに効きそうなものをピックアップしていきましょう。

ヘマチン。ヘマチンのメリットは多彩で、髪のケラチン経の強い結合力により毛髪強化、脱毛の抑制、活性酸素除去、パーマ臭の除去、染毛促進などの効果があります。

カシミヤ山羊ケラチン、油溶性ケラチン、ゼイン、低分子量ケラチン、γ-ドコサラクトンなどは、髪にハリ・コシを生み、しなやかな弾力のある仕上がりに導きます。

ペリセア（ジラウロイルグルタミン酸リシンNa）、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールの浸透力が、有効成分の持続性を高めるほか、髪内部の補強効果を付与します。

メドウフォーム-δ-ラクトンは加熱により毛髪ケラチンのアミド結合を形成し、疎水性相互作用より強力に髪へ吸着。毛髪の疎水性の強化を促します。(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルクも同じような効果があり、蓄積しにくく、均一で美しい被膜を形成します。

即効性のある被膜形跡の加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオールがハリを生み、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート(羊毛)が毛髪キューティクルの接着剤のような役割でツヤと櫛通りを改善します。

ノーベル賞受賞成分のフラーレンが抗酸化作用を、生体適合性保湿成分であるリピジュア、ヒアロベール（ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム）はヒアルロン酸の280倍の吸着力を持つ高保湿成分です。

皮脂と同じように、体温で融解して馴染みの良いオイルであるマカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、ローヤルゼリータンパク、エンドウタンパク、米タンパク、ダイズタンパクがそれぞれの特性を付与した保湿・ハリ・コシ効果を付与。

この他に、植物エキスの質の良いものがあったり、ツヤ成分があったり、セラミドがあったり、ポリシリコーン−１３があったりと、紹介しきれないとてつもない数の成分が含まれるトリートメントです。

どんなメリットがある？

髪の黄金比率に着目し、髪内部を最適なバランス【たんぱく質80％・水分15％・油分5％】に整えることを目的としたトリートメントとして、まさにその目標を果たすべく結集された成分で構成されています。

これは、もちろん数が多すぎて有効濃度に届いていない成分もあるでしょう。ほとんどがそうかもしれません。しかし、比率と質が良いので、使い続けていくうちに髪の質が底上げされ、とても理想的なバランスに整えてくれる可能性をビシビシと感じます。

何と言っても、成分の質が素晴らしく、トップレベルのオールスター状態なトリートメントなのですから。

デメリットは？

まず、肌に優しいわけではありません。ベースに４カチ（４級カチオン界面活性剤）があるので、ふつうに他のトリートメントと同じようにタンパク変性作用が強いタイプです。頭皮には塗らないようにしましょう。

また、成分数が多いということで、１つ１つの成分濃度がどうしても低くなりがち。

そのため、１回や２回でインパクトを残せるほど変わる、ということはないかもしれません。ちょっとだけ、長い目で見て使ってみて下さい。

まとめ

成分のクオリティと、バリエーションで言えば疑うことなくトップクラスです。hiritu(ヒリツ) バランスリペアヘアトリートメント スムースは間違いなくスムースに整えてくれるでしょう。

日常的に使うことで、このトリートメントの良さが髪に次第に蓄積されていくようなイメージで、どれかの要素を置いてけぼりにすることなく、バランスよく底上げしてくれる有能なアイテムとなり得るでしょう。家で使う日常使い系トリートメントではかなりトップレベルといえる内容だと思います。