解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ワイマックブランド名
NADEL(ナデル)容量
200ml参考価格
2420円1mlあたり
12.1円JANコード
4524091182453KaisekiID
7631全成分
素材だけを目で追っていくと、最高レベルのトリートメントに迫る勢いを感じるトリートメント。
これは期待できる・・と思わせますが、実は問題点が。
これは擁護できません。グレープフルーツ果皮油と、そのグレープフルーツ果皮油の10倍の光毒性を持つベルガモット果皮油を配合。
油分なのですすいでも残りやすく、日光を吸収したのちいっきに放出して皮膚や髪に酸化・刺激を与えてしまうリスクを持っています。
トリートメントするはずが、傷ませてしまうのでは本末転倒ですよね。
内容的には蓄積しづらく、均一に強固なコーティングを張る(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲンの存在は大きいです。
さらに、キトサン(人工皮膚素材)、ペリセア(髪内部に10秒で到達する浸透性素材)、フラーレン(ノーベル賞受賞の抗酸化成分)などなど、この他にも髪補修素材がひしめきあっている状態です。
これだけ見ると明らかに期待値があがるのですが、実はそうとも言い切れないんです。
そう、全体の成分数があまりにも多すぎ問題があるんです。
成分数が多くなるほど、1つ1つの成分の濃度は単純に薄くなっていきます。
それぞれの成分には効力を発揮するための有効濃度があり、最低限これ以上は入れましょう、というガイドがあったりするのですが、実際には有効濃度に達していなくても名目上だけ配合されている、という例が枚挙に暇がありません。
最低有効濃度以上が保証されているのは、医薬部外品の有効成分の部分だけで、あとはメーカーのさじ加減ということになります。
このような製品の処方ですと、有効性を確保するのは相当に難しいのでは。
しかも、ラノリンのようなアレルギー誘発成分も含まれますので、やはりリスクが大きい製品ではありますね。
少なくとも、ある程度のハリ・コシや潤い感は体感できそうですが、質の高いコーティング性能や持続する補修性などはちょっと難しそう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。