Ingredient Analysis

ベルガモット果皮油

成分 注意成分 21件の商品に配合 ID: 87972
使用に注意が必要な成分です
この成分は一部の肌質・体質に影響を与える可能性があります。敏感肌の方や気になる方はご確認ください。
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
-70

安全性
-80

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名ベルガモット果皮油
慣用名・別名ベルガモット精油, ベルガモット果実油
INCI名Citrus Aurantium Bergamia (Bergamot) Fruit Oil
由来植物性
推奨配合濃度0.01〜0.1%(光毒性考慮)
EWGスコア8/10
コメドジェニック度1/5
EU規制Annex III制限あり
日本規制 規制なし
カテゴリ 成分
ベルガモット果皮油の分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 × -80
成分の素材品質・配合価値
安全性 × -70
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -40
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ミカン科ベルガモット(Citrus aurantium bergamia)の果皮から圧搾・水蒸気蒸留で得られる精油。主成分は酢酸リナリル・リナロール・リモネン。最大の問題点はフロクマリン類(ベルガプテン・ベルガモテン)による強力な光毒性で、UVAと反応してDNAに損傷を与え、炎症・色素沈着・化学熱傷様症状を引き起こす。光毒性強度はグレープフルーツの約10倍・レモンの約5倍。フロクマリン除去(FCF)品は光毒性を大幅に低減するが、未除去品は皮膚適用に際して重大なリスクを有する。

ベルガモット果皮油の解析

ベルガモット果皮油は、アールグレイ紅茶の香りとして世界的に親しまれるミカン科植物の果皮から得られる精油だ。酢酸リナリル(約30〜40%)、リナロール(約10〜20%)、リモネン(約10〜15%)を主成分とし、さわやかな柑橘系にフローラル・グリーン調が重なる複雑な香気は、フレグランス・アロマテラピー分野で高い評価を受けている。

しかし化粧品成分としての最大の問題はフロクマリン類(ベルガプテン・ベルガモテン)による光毒性だ。これらの成分はUVAを吸収してトリプレット励起状態となり、DNA二重鎖と共有結合(光付加反応)を形成する。その結果、細胞レベルでは皮膚細胞のDNA損傷、臨床レベルでは紫外線暴露後数時間以内に起こる紅斑・水疱・色素沈着(ベルロック皮膚炎)といった深刻な症状を引き起こす。光毒性のポテンシャルはグレープフルーツの10倍・レモンの5倍に相当するとされ、欧州連合はベルガプテン濃度を洗い流さない製品で最大0.00075%に制限している(Annex III)。

日光に当たる皮膚に塗布することと、精油を高濃度で使用することが特に危険であり、一般的な香料・精油使用量(1%未満)であっても光毒性の懸念は残る。対策としてフロクマリンを除去したFCF(フロクマリンフリー)グレードが存在するが、未除去品との区別が成分名上では明確ではないため、配合品の選択には注意が必要だ。

アロマテラピーの文脈では、リナロールや酢酸リナリルの交感神経抑制・リラックス作用、リモネンの血行促進作用が語られ、頭皮の血流改善や抗菌作用も期待されることがある。しかしこれらはアロマ吸入での効果であり、皮膚塗布における有効濃度と光毒性リスクのバランスを考えると、化粧品・ヘアケアへの配合メリットは非常に限定的と考えるべきだ。特にリーブオン製品(日焼け止め・クリーム・ヘアオイルなど)への配合には強い慎重さが求められる。

相性の良い成分

ラベンダー油 ユーカリ油 ティーツリー油

相性の悪い成分・混合注意

酸化亜鉛 紫外線吸収剤(光毒性増強懸念)

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