様々なバランスがよくとれているシャンプーだと思います。
ただし、これがシャンプーの極みかと言われると、そうではないと即答するでしょう。
その理由は、 バランスを取ったが故の中途半端さにあります。
様々なバロメーターで高いクオリティーを示そうと処方されていますが、
逆に言えば傑出した個性が見当たらず、万人にそこそこ受けるシャンプーに留まる可能性が高いからです。
洗浄力が高くも低くもなく、泡立ちもたっぷりあるが上質とは言い切れず、コンディショニング効果も期待されるが決して高いとは言えず、フラーレンを中心とした抗酸化作用などを期待できるが、 次元の高いスカルプ系シャンプーに勝るほどのクオリティとはいえず。
どの部分でもそれ専用に作られた個性の強いシャンプーには敵わない、中途半端さを禁じ得ません。
人によって、またタイミングによってはこのシャンプーを気に入る可能性もなきにしもあらずですが、
このようにどっちつかずな印象を受ける可能性も高いと思われます。
大きな欠点はなく、基本的に使うことに反対はしませんが、
いくつかの部分で値段に見合ったクオリティとは言えない素材が散見されるので、
もうひと声ほしいかなと感じます。
そこそこ良いという以上ではないシャンプー。
クオリティの高さを感じる部分もあるが・・