解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
インターナショナルコスメティックスブランド名
ミジャンセン容量
530ml参考価格
1210円1mlあたり
2.3円JANコード
8801042704411KaisekiID
7863全成分
久々にここまで酷いものを見た、という第一印象です。
これは何も韓国産だからとか、値段が安い代物だから、というわけではなく、純粋に全成分表がすごいことになっている、というわけです。
ベースがラウレス硫酸Naである、というのはまだそこまで悪く言う理由になりません。
それ以外があまりにも酷い、ということです。
ジメチコノールやアモジメチコン、これらシリコン系の配合、それ自体に毒性こそありませんが、洗浄剤が粗末なことをただごまかすために配合していると見られても仕方ないでしょう。
さらに、ステアルトリモニウムクロリド。
こちらは4級カチオン界面活性剤であり、トリートメントや脱毛剤の主成分でもあります。
安直に、シャンプーした後の髪の手触りを良くしたい、という願望で配合しているのでしょうが、その結果ハゲることになっても良いのでしょうか。
ハゲなかったとしても、カチオン界面活性剤の強力なタンパク変性作用で洗浄剤の比ではない肌荒れを起こす懸念があります。
そこまでして洗った後の髪をサラサラにしたいでしょうか。トリートメントをこの後に使えば良いだけではないでしょうか。
シャンプーにそれほどリスクを背負ってまで混ぜなければいけないものでしょうか。
そこまで考えていないのかな。
さて、さらにドデシルベンゼンスルホン酸TEAの配合。
どこぞの海外メーカーの量産型シャンプーでも定番となっている成分ですね。
ラウレス硫酸Naとこれを合わせて、ものすごく安く作れる強力洗浄シャンプーの出来上がり、という感じです。
人の頭を洗うというより、ノリとしては食器用の洗剤に近いような印象です。
ラウリルヒドロキシスルタインをミックスしているので、シリコンの存在化でも泡が消失しないように強引に泡立ち力を底上げしている印象もあります。
それが人体にとってさらに負担となっている、という構図ですね。
ちなみに、仕上がりの感触をごまかすためのアモジメチコン、こちらは洗浄で除去されにくく、蓄積していって感触を次第に悪化させるデメリットもあります。
よくシリコンが髪や毛穴に詰まる、と言う話を聞きますが、もっとも蓄積しやすいのはこのアモジメチコンが筆頭となるでしょう(毛穴にはつまらないでしょうけど)。
肌に刺激になるかものサリチル酸Naの配合も。
このシャンプー、洗いすぎるわ、残しすぎるわで、とにかくやることが極端。
肌にも環境にも負担が大きく、今時これほど大雑把な作りのシャンプーというのを目にすることは難しいぐらいです。国内ではね。
わざわざ海外から輸入して、このクオリティをよし、売ろうと思うのはけっこうやばい感じがしますね。。
もう成分云々で売ろうという視点ではそもそもないんでしょうね。国籍が重要というか、韓国系といえば興味をもたれるみたいな風潮に乗ろうという意図、そういった感じ。
少なくとも、品質でシャンプーを選ぶのであれば真っ先に除外するべき対象という理解で良いと思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。