イルミナCCヴェール カラーサイクル STEP1の解析結果

イルミナカラーといえば、美容室ではメニューになるほどカラーリングの代名詞の１つというブランドです。

そんなイルミナから、カラー専用のトリートメントが登場です。

これは美容室でよく見るような、システムトリートメント、いくつかの段階に分けて施術するトリートメントというタイプですね。もちろん、段階に分けることに意味があり、オールインワンタイプよりメリットがあれば歓迎すべき商品です。逆に、メリットがないなら単にコストが高くなるだけの産物にすぎないということになります。

このような前提を踏まえて、早速見ていきましょう。

イルミナとは？

さて、イルミナカラーとはそもそも何でしょう？

美容メーカー大手の「WELLA」（ウエラ）が開発した外国人風の透明感を出す、キューティクルのダメージを抑えて染めるといった特徴をもつカラー剤です。

そのイルミナのトリートメントですから、期待値は高くなりますよね。

解説

こちらの商品、イルミナCCヴェールカラーサイクルSTEP1。

イルミナカラー直後の状態を整える、という目的らしいのですが、どうなんだろうと思いますね。

ベースがアモジメチコン、という時点でガックリします。アモジメチコンは、使えば使うほど蓄積しやすく、繰り返しのたびにツヤや手触りを悪化させます。これは、毎日使う目的でないトリートメント、という点を踏まえると欠点は小さくなりますが、質の良い施術とは言い難い部分ですね。

その他は3級カチオン界面活性剤と油性基材、いくつかのアミノ酸程度という構成です。

印象

これ、市販のコンディショナーより質が低いのでは？と思いますね。市販といっても、例えば似たようなタイプといえばアジエンスのコンディショナーもちょっと似てる部分が多いのですが、どっちかといえばアジエンスの方が上です。クオリティ的に。

もちろん、これはSTEP1ですから、全部合わせたら違うのかもしれませんが、正直STEP1がこれでは期待するのも難しい。ただひたすらコストが高いだけで、アジエンス使ったほうがマシというのは納得し難いものがあると考えるのが普通でしょう。

まとめ

カラーの定着に強い素材というのもなく、先進的でもなく、一体なんなんだこれは？という印象がただ残る一品です。