解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
ラックス容量
430ml参考価格
798円1mlあたり
1.9円JANコード
4902111756394KaisekiID
7935全成分
頭皮になにか恨みでもあるのか。強すぎる洗浄力と、あと付けの保湿剤が乱れ飛ぶシャンプー。ガサツで怠惰な作りは消費者への愛情に欠ける。
30年も研究しているのに、いつまでこのような粗雑なシャンプーのままでいるのか。1つ弁護するとすれば、ヒアロベールやホホバオイルを配合している。髪がすべすべになるではないか!とユニリーバ・ジャパンは言いたい気持ちはあるだろう。たしかに、このプライスでヒアロベールの配合は素直に嬉しいポイントではあります。何しろヒアルロン酸の280倍の吸着力をもつ保湿剤です(ヒアルロン酸が吸着力なさすぎという話もありますが・・)。
ただ、あまりに安上がりで洗浄力が強すぎるラウレス硫酸Na+ドデシルベンゼンスルホン酸TEAという環境にも負荷の高いベースでは、 髪の内側からツヤめく輝く髪へという目的を果たせないのではないかと心配になるのです。
ラックスの今までの系譜を見ると、本当に骨格の部分は変わりません。頑固にコストの安い洗浄剤を使い続けている印象があります。
保湿剤のいくつかは種類を変えたりしていますが、どの時代のラックスもラックスだなぁ、という感じがにじみ出ていますよね。
1つ考えられるのは、やはりコストを抑えたいというのが念頭にあるのではないか。
理想は、髪の内側からツヤめく輝く髪へ、と言ってますが、本心ではコスト抑制ありきで使用感を何とかそれっぽく見せたい、と考えているよう。
ホホバやジメチコノール、シアバターで感触をごまかせるのはほんの一時的。すぐにラウレス硫酸Naによってギシギシと乾燥した実態が露呈するでしょう。
ラックスはラックスでしかなく、スーパーリッチシャイン、ダメージリペア補修シャンプーというような商品名は悪い冗談のようなもの。
CMの印象などで売れ行きを心配する必要はなさそうですが、良いシャンプーを使いたいという消費者にとって理想的な選択肢とはなりえません。
最悪ではないにしろ、他山の石として、良いシャンプーがよりよく見える参考例としての存在感でしかないかな、と考えます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。