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商品名から連想するとかなりエモリエントな仕上がりが期待されるヘアマスクですが、
内容的には期待外れというのが第一印象です。
ヒアロベールのような保湿力のある素材は配合されているものの、全体としてコンディショナー程度のレベルを脱するものではなく、あくまでも控えめな仕上がりとなるでしょう。
感触だけで言えばしっとり感はあります。ただ、そのしっとり感が持続性があったり、浸透性があったりといった機能性を伴わないという点でヘアマスクとしてのクオリティに疑問符がつくのです。
主要な成分としてはスクワラン、各種アミノ酸、アモジメチコン、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム(ヒアロベール)といった面々で、ヒアロベールあたりは確かに純粋なヒアルロン酸の280倍という吸着力を持つ特徴がありますから、
ある程度の保湿感は望めます。しかし、元々のヒアルロン酸の吸着力のなさも大したものなので、アレですが。
いくつかのアミノ酸配合というのも典型的な感触面でのしっとり感を期待してのことでしょう。
ベヘントリモニウムクロリド ベヘントリモニウムクロリドはしっとりタイプの4級カチオン(陽イオン)界面活性剤です。ダメージ部に吸着し、疎水性を復活させて物理的ダメージから髪を守ります。
フェノキシエタノール 防腐剤。パラベンと代替としてマイルド系防腐剤として用いられることが多いが、実際のところ肌刺激性では双方に有意な差はない。防腐能力についてはパラベンより低く、他の防腐剤と組み合わせて使うことで必要な能力を引き出すタイプ。パラベンがないからといって、フェノキシエタノールならソフトである、という解釈はあまり良い判断ではないが、防腐能力がソフトという点ではやや優しい。
アモジメチコン 末端がアミノ基で修飾されたシリコーン重合体。髪への吸着性が高く、しっとりした感触が持続的に付与されます。
ステアリルアルコール オクタデシルアルコール。ロウに似た油性成分である。
ジメチコン ジメチルポリシロキサンの末端をトリメチルシロキシ基で封鎖した重合体。シリコンといえば、ジメチコンが代表的な成分です。皮膚保護・コーティング剤、消泡剤として使われますが、網目状のコーティングのため水分透過性や通気性は有する。
グリセリン 肌の表面を保湿する素材で、安全性が高く、しっとり感の強い感触が特徴です。石鹸の副産物としても発生します。
加水分解ヒアルロン酸
ステアラミドプロピルジメチルアミン 3級カチオン界面活性剤です。一般的な陽イオン界面活性剤よりも肌刺激がソフトです。ただし、ダメージ修復能力は弱いです。サラサラ仕上げ。ボリューム感を付与する効果も。
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル 真菌に対し特に効果の高い防腐剤
EDTA2Na