総合点

総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
有効成分
サブカテゴリ
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メーカー
コーセーコスメポートブランド
マニフィーク容量
300ml参考価格
2750円1ml単価
9.2円JAN
4971710583823ASIN
B0D91V3Y2B発売日
20240811ID
10289全成分
解析チームです。ジェンダーレスな美容意識が高まる中、コーセーコスメポートが展開する「マニフィーク」。通常、男性向けシャンプーといえば「脱脂力こそ正義」と言わんばかりの強力な洗浄設計が一般的ですが、この一本は「ネイチャーサイエンス」を掲げ、全く異なるアプローチをとっているようです。医薬部外品として承認されたこのスカルプケアシャンプー、単なる雰囲気イケメン商品なのか、それとも中身の詰まった実力派なのか。2750円という強気な価格設定に見合う価値がそこにあるのか、成分の奥底まで掘り下げていきましょう。
このシャンプーの真価は、「医薬部外品としての有効成分」と「極めてマイルドな洗浄基剤」の組み合わせにあります。
【抗炎症の王様】
甘草(カンゾウ)の根から抽出される成分。強力な抗炎症作用を持ち、頭皮の「赤み」「かゆみ」を抑え込む役割を果たします。多くの皮膚科学研究において、炎症性サイトカインの産生抑制効果が報告されており、敏感肌ケアの要です。
【アミノ酸系の優等生】
適度な洗浄力を持ちつつ、皮膚への刺激が非常に少ないアミノ酸系洗浄成分。ベビーシャンプーにも採用されるほどの優しさですが、泡立ちの安定感も抜群。3000円クラスのサロン専売品でよく主役を張る成分です。
【血流促進のスイッチ】
苦味成分スウェルチアマリン等を含有。血管拡張作用による血行促進効果が認められています。頭皮の毛細血管を刺激し、栄養を届きやすくする「土壌改良」担当です。2000年代の研究でも、皮膚血流の増加作用が確認されている古典的かつ信頼性の高い成分です。
【究極のクッション】
別名ココアンホ酢酸Na。両性界面活性剤の中でも特に刺激が低く、目に入ってもしみにくいレベル。洗浄剤というよりは、洗髪時の摩擦ダメージを軽減し、しっとり感を残すための「緩衝材」として機能します。
洗髪というより、頭皮への“課金治療”。
はっきり言いましょう。もしあなたが「安くて、ガツンと洗えて、爽快なら何でもいい」と思っているなら、今すぐこのページを閉じて500円のトニックシャンプーを買いに行ってください。このマニフィークは、そういう人のための製品ではありません。
しかし、もしあなたが「最近頭皮が乾燥して痒い」「将来の抜け毛が怖いから、土壌を整えたい」「安物の洗浄剤で肌を痛めるのはもう嫌だ」と考えているなら、この2750円は決して高い投資ではありません。洗浄成分のクオリティはサロン専売品と殴り合えるレベルです。日々のシャンプーを「汚れ落とし」から「スキンケア」へと昇華させる一本と言えるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。