Ingredient Analysis

ニーム葉エキス

植物由来成分 8件の商品に配合 ID: 20863
植物由来成分 植物・天然素材から抽出された自然由来成分
+25

安全性
+35

素材の品質
+5

使用感
基本情報
成分名ニーム葉エキス
医薬部外品名ニーム葉エキス
慣用名・別名メリアアザジラクタ葉エキス、インドセンダン葉エキス
INCI名Melia Azadirachta Leaf Extract
由来植物性
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域4.5〜6.5
EWGスコア4/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 規制なし
カテゴリ 植物由来成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +35
成分の素材品質・配合価値
安全性 +25
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +35
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +0
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +20
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +5
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

センダン科メリアアザジラクタの葉から抽出される植物エキス。主成分ニンビン(トリテルペノイド)が強力な抗炎症作用を担い、チロシナーゼ阻害によるメラニン生成抑制とターンオーバー促進の二重機序で美白効果を発揮。豊富なポリフェノールによる抗酸化・エイジングケア、毛細血管促進による頭皮血行改善も確認。4000年の使用歴を持つインド伝統薬草由来の多機能性天然有効成分。

ニーム葉エキスの解析

ニーム葉エキスは、インド原産の常緑樹メリアアザジラクタ(学名:Melia azadirachta、別名:Azadirachta indica)の葉から抽出される植物エキスで、現地インドでは「村の薬局」「奇跡の木」として4000年以上にわたり親しまれてきた歴史的成分。アーユルヴェーダではマラリア・胃潰瘍・湿疹の治療に、ユナニ医学では傷・腫れ物の外用に用いられ、今日でも朝にニームの枝で歯を磨く習慣がインドに残るほど生活に根ざした存在だ。

美容効果の中核を担うのが主成分ニンビン(Nimbin)と呼ばれるシクロペンタノペルヒドロフェナントレン骨格のトリテルペノイド。チロシナーゼ活性を直接阻害してメラニン生成を抑制するだけでなく、表皮のターンオーバーを促進して既存メラニンの排出も促す二重アプローチ型の美白機序を持ち、アルブチンやトラネキサム酸といった一般的な美白成分と比較しても遜色ない有効性が報告されている。単一ターゲットへの作用にとどまらない点がこの成分の際立った特徴といえる。

頭皮ケアにおいては資生堂の研究で毛細血管促進作用が確認されており、血行改善を通じて毛髪の健やかな成育環境をサポート。また、葉中に豊富に含まれるポリフェノール・フラボノイドが活性酸素を中和し、紫外線ダメージや加齢に伴う酸化ストレスを緩和する抗酸化・抗老化機能も担う。必須脂肪酸が保湿を補完し、全体として「美白・スカルプケア・エイジングケア」を一剤で担うマルチファンクショナル素材として注目される。

安全性面では動物試験で皮膚刺激性・眼刺激性・感作性がいずれも低いとの評価があり、ヒスタミン遊離抑制による抗アレルギー作用も確認されていることから敏感肌ケア処方への相性も良い。ただし天然エキスゆえにロットごとの成分組成の揺れや、超臨界CO₂抽出品など高度精製品と溶剤抽出品では忌避・抗菌成分の残存量に差異が生じる点は処方上の留意事項となる。EWGスコアも低リスクに分類されており、現状では安心度の高い植物エキスに位置づけられる。

相性の良い成分

グリセリン ナイアシンアミド アルブチン ビタミンC誘導体

相性の悪い成分・混合注意

強酸化剤 高pH製剤