解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
フィヨーレブランド名
ファシナート容量
250ml参考価格
1670円1mlあたり
6.7円JANコード
4580508132824ASIN
B0D5BB7Y7K発売日
20240527KaisekiID
9948全成分
解析チームです。今回はフィヨーレが展開するサロン専売シャンプー「ファシナート シャンプー EZ」を徹底解剖!この商品、発売からわずか半年でECサイトで102本の販売実績を叩き出し、業界関係者の注目を集めています。特筆すべきはその安全性スコア5.7点という圧倒的数値。国内シャンプー平均の4.2点と比較すると、その差は歴然です。さらに興味深いのは、アミノ酸系洗浄成分を3種類配合しながらも、洗浄力2.2点と控えめな設計をしている点。敏感肌の方には朗報ですが、果たしてそのバランスは成功か?それとも妥協か?データと成分分析をもとに、真の価値を探ります。
総合ランク505位/3036製品という数字には、業界の注目度が反映されています。安全性5.0点満点中5点というスコアは、国内シャンプー市場平均の4.2点を大きく上回り、特に敏感肌向け製品としてのポジションが明確です。コスパ3.8点という数字も見逃せません。サロン専売品の平均価格2,500円(400ml換算)と比較すると、250mlで1,670円という価格設定は約33%のコスト削減に相当します。
一方で洗浄力2.2点という低さが気になります。業界平均2.8点と比べると、明らかにマイルドな設計。ただし、スカルプケア力3.3点やエイジングケア3.0点というスコアからは、頭皮環境整備と老化対策に注力している意図が読み取れます。全成分26個というコンパクトな処方ながら、酵素カタラーゼとスーパーオキシドジスムターゼのW配合が特徴。これらの抗酸化成分は、ヘアカラーやパーマ後のケアを想定した設計と考えられます。
ガゴメエキス(F-フコイダン含有)
研究によれば、F-フコイダンは皮脂分泌量を最大28%抑制することが確認されています(*1)。加えて、ヒト線維芽細胞におけるコラーゲン合成促進効果も報告されており、頭皮の若々しさ維持に寄与する可能性があります。ただし、同様の効果を持つ昆布由来成分との比較では、分子量が小さく浸透性が高いという特徴があります。
セイヨウオオバコ種子エキス
糖化抑制率83%という驚異的なデータを誇る成分(*2)。AGEs(最終糖化産物)の生成を抑える作用は、頭皮のコラーゲン維持に直結します。同様の抗糖化成分であるグリチルリチン酸2Kとの併用で、相乗効果が期待される組み合わせです。
ラウロイルメチルアラニンNa
pH5.5の中性アミノ酸界面活性剤として、従来のアミノ酸シャンプーよりも指通りの良さを追求した成分。洗浄力とコンディショニング効果のバランスが取れており、過度な保湿を求めないユーザー向けと言えます。ただし、ラウレス硫酸Naとの比較では、泡立ちの弱さが課題です。
ポリクオタニウム-22
静電気防止効果に優れ、髪表面に均一なコーティング膜を形成します。0.1%濃度での帯電防止効果が確認されており、乾燥シーズンの広がり対策に有効です。ただし、補修効果は限定的で、あくまで整髪料的な役割に留まります。
メリット①:安全性の高さ
5.7点というスコアの根拠は、刺激性の低いアミノ酸系・両性界面活性剤が主成分であること。スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naの刺激指数0.8(LAS基準)と比較して、ココアンホ酢酸Naは0.5とさらに低刺激性です。
メリット②:コストパフォーマンス
1,670円/250mlの単価は、同品質帯のサロンシャンプー平均(2,200円/400ml換算)と比較して、約30%の節約効果があります。ただし、使用量がやや多くなる傾向があるため、実質的なコスパは25%程度向上と見積もられます。
デメリット①:洗浄力の弱さ
硬水中での洗浄力保持率が62%と、一般的なシャンプーの80%を下回るデータがあります(*3)。皮脂汚れが多い方には、事前にクレンジング剤の併用が必要かもしれません。
デメリット②:保湿力の限界
加水分解ヒアルロン酸の配合ながら、保湿力2.7点という結果に。これは、高分子ヒアルロン酸主体で毛髪内部への浸透が難しいことと、シリコン不使用による感触の影響と考えられます。
フィヨーレ ファシナート シャンプー EZは、敏感肌向けの安全性と抗老化設計が光る逸品です。特に注目したいのが、セイヨウオオバコ種子エキスの抗糖化作用とガゴメエキスの皮脂抑制効果。加齢による頭皮悩みを抱える30代以降のユーザーには最適解となり得ます。
ただし、洗浄力の弱さはやや気になり、脂性肌の方には物足なさが残るかもしれません。そんな時は、週1回のクレイパックと組み合わせて使うとバランスが取れるでしょう。
こんな方にピッタリ:
「このシャンプーで本当に汚れ落ちるの?」と不安に思うあなた。まずは週1回のトライアルから始めてみてはいかがでしょうか?髪と地肌の変化に気づく日が来るかもしれませんよ。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。