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総合点

0.27

総合ランク

2931個中 2838

成分数

23

植物エキスの数

1

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

洗浄剤の品質

0

洗浄力

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

<0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

1

注意が必要な素材

1
パンテーンミセラー ピュア&モイストシャンプー解析チャート
販売元による宣伝文
地肌クレンジング
地肌すっきり、髪しっとりサラサラ。プロビタミンB5 *2 とB3 *3 配合のパンテーンミセラートリートメントが、髪の芯まで浸透。アロエベラ液汁配合 *4 3つの成分無添加 ノンシリコン パラベン無添加 無着色 心をときほぐす、せせらぎのような、すみれと牡丹の優しい香り
すみれ
牡丹
朝露ライン使いでより効果を実感して頂けます。パンテーンは70年間に渡りプロビタミンを研究しています。また、スイスビタミン研究所と長期的なパートナーシップを結んでいます。* パンテノール、パンテニルエチル(浸透性保湿成分)
*2 ナイアシンアミド(コンディショニング成分)
*3 アロエベラ液汁(コンディショニング成分)
パンテーンミセラー ピュア&モイストシャンプー解析チャート
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パンテーンミセラー ピュア&モイストシャンプーの解説

あなたの頭は食器洗剤で洗うべきじゃない。

仮にもモイストシャンプーと名付けたのであれば、多少しっとりしてくれてもバチは当たらないだろう。

しかし、パンテーンが誇るミセラーピュア&モイストシャンプーは意に返さず、いつもの調子でラウリル硫酸ナトリウムを放り込んでくる。

ラウレス硫酸+ラウリル硫酸Naの衝撃

パンテーンと言えばこれだが、ラウレス硫酸+ラウリル硫酸Naというベースはもはやお家芸といえる処方。

こんなベースを構成させるのは、今どきP&G社くらいのものではないか。

ラウリル硫酸ナトリウムといえば、その浸透性の高さゆえに肌荒れなどの皮膚疾患を頻発させてしまい、ほとんど使われなくなった洗浄剤です

かつては硬水中で使い物にならなくなる石けんの代替として開発された洗浄剤ですが、欠点は浸透性にあったのです。それを改良したのがラウレス硫酸ナトリウム。

どちらも洗浄力は強いのですが、ラウレス硫酸ナトリウムは分子量を大きくしたことで浸透性を抑えています。

端的に言えば、ラウレス硫酸ナトリウムの方が安全なので、こちらが主流になったということ。

これを踏まえて、今でもラウリル硫酸ナトリウムにこだわるP&G社の存在感が際立っていますね。

コストが安ければ何でもいいのか、というそしりは免れないと思うのですが、心中はいかに。

さて、洗浄力が強いのは前述の二つの成分だけではなく、キシレンスルホン酸ナトリウム、PEGー60アーモンド脂肪酸グリセリルも同様ですね。役割こそ違いますが、強い脱脂力を持つという性質自体に変わりありません。これらが組み合わさった時に、果たして髪や頭皮により良い製品であるかどうかは想像にお任せします。

唯一のメリットはこれ

ここまで読んだ段階だと、果たしてこのシャンプーを使うことに何のメリットはあるのかと感じますよね。まるで苦行のよう。プッシュするのをためらうには十分な理由があります。

ただ、1つだけクオリティの高い成分が配合されてはいます。

リノールアミドプロピルPGジモニウムクロリドリン酸ですね。

この成分はダメージ部に脂質が集中的に吸着し、その外側をシリコーンのオイルがコーティングするという機能成分で、ダメダメな洗浄剤によって荒廃した頭髪を舗装するように働いてくれるでしょう。

ただし、そもそもそんなに浸透・洗浄しすぎなければいいというツッコミは免れません。

仕上がりがそれなりにさらっと感じられれば、実際は激しく脱脂されていても気づかないだろう、というちょっと悪意に近いものを感じるのは私だけでしょうか。

使わないことがより良いヘアケア方法である

モイストのモの字もないような超乾燥系シャンプーであるパンテーン。このシャンプーもご多分に漏れず、ごまかしに力は入っているものの根こそぎ潤いを奪っていくタイプのシャンプー。

ヘアケアやスカルプケアを少しでも気にかけているのであれば、使わないことが最大の貢献となるでしょう。あまりに潤いを奪いすぎる。食器洗剤じゃないんだから。皮脂は肌バリアの素でもあるんだから、取り過ぎたら無防備にもなるし、荒廃するの。

そこを踏まえてシャンプーは選ばなきゃ。日本は軟水地域だから、ラウリル硫酸ナトリウムつかわなくてもきちんと洗えるし、むしろ過剰にラウリル硫酸ナトリウムが働け過ぎちゃうから欧米で使うよりダメージが大きいの。

つまり、使わないほうがいいよ。