解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
P&Gジャパンブランド名
パンテーンミセラー容量
500ml参考価格
898円1mlあたり
1.8円JANコード
4987176055811KaisekiID
7958全成分
ダメっぷりが半端じゃない。
ラウレス硫酸Na+ラウリル硫酸Naベースという、文句なしに粗悪品クオリティなシャンプーです。
浸透性が高く、洗浄力が高すぎるこの洗浄剤は言うまでもないですが、キシレンスルホン酸NaやPEG-60アーモンド脂肪酸グリセリルも含まれることから想像よりも著しい脱脂をされそうな処方となっています。
要するにシャンプーとしてはハゲしすぎるわけです。
パンテーンと言ったら、P&Gと言ったらラウリル硫酸Na、というくらいもはや代名詞的なだめ処方が特徴です。
なぜこんな処方にするかといえば、コストが安いから。これは当然一番の理由だと思います。
次に、硬水環境の欧米地域向けに、石けんの代替として使われている、ということ。
石けんは硬水(ミネラル分が多い水)だとまったく泡立たず、洗浄剤として機能しません。そこで、ラウリル硫酸ナトリウムだったわけです。
ただ、ラウリル硫酸ナトリウムは浸透性の高さゆえに皮膚疾患患者を大量に生み出してしまい、もうあまり使われなくなってしまった経緯があります。未だに主役として使い続けているのは、数少ない海外メーカーくらいもの。
まして日本で、軟水地域でこのような洗浄剤を使うメリットってあるんでしょうか?
こちらの商品の説明を見てみると、地肌クレンジングが主目的のようです。
たしかに、相当なクレンジングが可能でしょう。皮脂や一般的な汚れのみならず、シリコン系の残留物にも強みがありそう。
そう聞くと、毛穴をクリーンにできて良さそう、と思う方も多いと思いますが、実際には脱脂しすぎで皮膚疾患の心配をするほうが先です。
前述したように、海外ではすでに大量の皮膚疾患を引き起こした実績があるわけです。
少なくても、肌の健康のためには絶対にNGだと認識すべきでしょう。
ヘアケア面で考えても最悪のシャンプーの1つです。
脱脂が強すぎ、浸透性が高すぎ、ケア成分も乏しく、髪には敵でしかないようなシャンプーだと言って過言ではありません。使ってみればわかると思います。
唯一、リノールアミドプロピルPGジモニウムクロリドリン酸というダメージ部吸着系シリコーンが感触をいくらかマシなものにしてくれますが、それを差し引いても洗浄剤のマイナスが強すぎます。
どの角度から見てもおすすめするには値しない物体だと言うよりほかないようです。
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