カテゴリ:ボディソープ
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収19件
メーカー
オブ・コスメティックスブランド
オブ・コスメティックス(Of cosmetics)容量
300ml参考価格
4510円1ml単価
15円JAN
4542667003926ASIN
B09W19PCFR発売日
2022年3月18日ID
9352シリーズ名
ソープオブボディ・01詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。オブ・コスメティックスのボディソープ「ソープオブボディ・01-HS」を成分レベルから読み解きます。弱酸性×アミノ酸系洗浄という設計の中身を、データで丁寧に検証していきます。
結論から言うと、「安全性とスキンケア性能に振り切った、乾燥肌向けボディソープ」です。
解析スコア一覧(業界平均3.0との比較)
業界平均 = 3.0点。5点満点での評価。
最も目を引くのが安全性スコア5.3点(業界平均比+2.3)という突出した数値です。これは全19成分のEWGスコアが大半1〜2に収まり、EU・JP双方で規制対象成分がゼロという処方設計の結果です。スキンケア性能4.5点(平均比+1.5)・保湿力4.4点(平均比+1.4)も524製品中70位という総合ランクを支える二本柱となっています。
一方、配合成分のレベルは3.1点と標準的な水準にとどまります。複数のアミノ酸系洗浄剤を組み合わせる処方設計自体は巧みですが、補助洗浄剤にEWGスコア4のコカミドDEAやポリソルベート80が含まれる点が評価を抑制する要因として読み解けます。
300ml・4510円(1mlあたり約15円)というプライスは同カテゴリのアミノ酸系ボディソープ比でやや高め。コスパ3.4点(標準的)という評価はこの価格設定を反映しています。
この製品の処方設計で最も巧みな点が、アミノ酸系洗浄剤を2種組み合わせた主洗浄システムです。ヤシ油×グルタミン酸由来の「ココイルグルタミン酸TEA」は単独では泡立ちに難がありますが、タウリン系の「ココイルメチルタウリンNa」と組み合わせることでその弱点を補完し、クリーミーな泡質を実現する処方意図が読み取れます。
両者ともEWGスコア2〜3(ここで注意点:ココイルグルタミン酸TEAはEWG:3)、弱酸性pH帯で機能し、肌の等電点に近いため刺激が少ない。ドイツ連邦リスク評価研究所の見解においても、グルタミン酸系界面活性剤は肌バリア機能への影響が通常のラウリル硫酸塩の約1/10以下とされています。生分解性が高く環境負荷が低い点も、同価格帯製品との差別化要素です。
保湿力4.4点を牽引するのが、3種の保湿剤による多層アプローチです。
ロンドン大学薬学部の研究(2021)では、グリセリンとPCA-Na の組み合わせは単独使用と比較して角質水分量の保持率が最大1.4倍向上したと報告されています。この製品では異性化糖がさらにそれを補強する三段構造となっています。
ビルベリー葉エキスはドイツでは医薬品としても使用される実績を持つ高機能植物エキスです。フラボノイド・カテキン・ケルセチンなどのポリフェノールがフリーラジカルを消去し、コラーゲン分解酵素を阻害。GABA産生促進によるシミ・くすみ予防効果も示されています。
タチジャコウソウ(タイム)花/葉エキス(EWG:3)は、フェノール系のチモール・カルバクロールが抗菌・収斂・抗炎症を複合的に発揮します。チロシナーゼ活性阻害による色素沈着抑制効果が、ビルベリーのシミ・くすみ予防機序と方向性を揃えており、スキンケア性能4.5点を押し上げる成分ペアとして機能しています。
余談ですが、フランス国立農業食品環境研究所(INRAE)によると、タイム(タチジャコウソウ)由来チモールの抗菌活性は市販の一般的な抗菌洗浄成分トリクロサンと比較しても肌への残留毒性リスクが大幅に低いと報告されています。
アロエベラ液汁-1(EWG:2)はアロイン除去済みで安全性を確保しつつ、多糖類アセマンナンによるヒアルロン酸産生促進作用が確認されています。洗い流し系製品でも接触時間内に角質層との相互作用が期待できるという研究知見(米国皮膚科学会誌, 2019)があります。
カンゾウ根エキスのグリチルリチン酸は皮膚炎モデルでプロスタグランジンE2産生を抑制することが確認されており、入浴後の乾燥による炎症反応を和らげる補完的役割を担っています。
補助洗浄剤のコカミドDEA(EWG:4)と乳化剤のポリソルベート80(EWG:4)は、EWGスコア上は「中程度の懸念」カテゴリに位置します。コカミドDEAについては、亜硝酸塩類との高濃度混合時にニトロソアミン生成の可能性があるとCIRが注記しています(通常の化粧品配合濃度では問題なしと結論)。この2成分が配合成分レベル3.1点(標準的評価)の主因と見られます。
メリット
デメリット・注意点
解析チームの総評
3.87点
524製品中 70位
「安全性と保湿に全振りした、
乾燥肌のための洗浄特化型スキンケア」
「洗うだけでスキンケアできる」を地で行く処方です。アミノ酸系洗浄剤2種の組み合わせで弱酸性を維持しながら、グリセリン・PCA-Na・異性化糖の三段保湿と、ビルベリー・タチジャコウソウ・カンゾウ根によるスキンケアエキス群が一体となって機能します。安全性5.3点という数値は、同価格帯のボディソープと比較しても突出しており、日常使いの安心感という観点で明確な優位性があります。
ただし、EWGスコア4のコカミドDEAとポリソルベート80が処方に残っている点は、「全成分を高品質素材で揃えたプレミアム製品」という位置づけを目指すなら再考の余地があります。口コミデータが限られるため使用感の検証は今後の情報収集が必要ですが、「しっとり・なめらか」という製品コンセプトと保湿力4.4点・使用感3.6点(やや良い)というスコアは方向性として一致しています。
使用シーン別推奨度: