解析結果

COMET&WHINNY 保湿フェイスクリーム

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販売開始から 0年5ヵ月17日
COMET&WHINNY 保湿フェイスクリーム
COMET&WHINNY COMET&WHINNY 保湿フェイスクリームをAmazonアマゾンで購入

総合点

1.57

総合ランク

756個中 755

成分数

19

植物エキスの数

0

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

1

メーカー

COMET&WHINNY

ブランド名

COMET&WHINNY

容量

60ml

参考価格

2262円

1mlあたり

37.7円

JANコード

4580689090098

ASIN

B0DN1BYLVD

発売日

20241114

KaisekiID

10596
【CICA化粧水】キキミーティー ローション解析チャート
販売元による宣伝文
高い効果・保水性のある天然成分を配合することで肌の潤いを守り、肌本来が持つ力である「素肌力」を生かすことにこだわった保湿フェイスクリームです。
化粧水で与えた潤いを閉じ込める働きをさせていただきます。
広告を含みます。

COMET&WHINNY 保湿フェイスクリームの解説

保湿クリームなのに石鹸入り?驚きの処方に迫る真実

解析チームです。皆さんは「石鹸が入ったフェイスクリーム」と聞いて、どんな印象を持たれるでしょうか?実は今回取り上げる商品は、そのまさに「珍しい組み合わせ」を採用した保湿クリームなんです。メーカーのCOMET&WHINNYは、「素肌力」を重視した製品づくりをコンセプトに掲げていますが、果たしてその実力はいかに?2024年11月に発売されたばかりの新商品ながら、すでに総合ランク179位/167個という厳しい評価を受けている現状があります。気になる容量は60mlで価格は2,262円。このスペックだけで見ると、コストパフォーマンス面でも厳しい戦いが予想されますね。

概要

本製品の総合評価は5点満点中1.58点と、非常に厳しい結果となりました。特に素材のレベル(0.7点)とコスパ(1.4点)での評価が低調です。業界平均と比較すると、保湿力は2.6点で平均的な数値を示しているものの、安全性(2点)や使用感(1.1点)では大きく劣っています。直近30日間の販売数はわずか5個、90日間でも7個という数字は、市場での認知度の低さを物語っています。売上ランキング4223位という位置付けは、同カテゴリー内でも下位20%に相当します。成分点数で見ても、全19成分中、有効と考えられる成分はわずか5-6種類程度。これに対し、一般的な高評価フェイスクリームでは25-30成分中、12-15種類が有効成分として機能するのが普通です。つまり、約60%の成分が「ただ存在しているだけ」の状態と言えます。

注目の成分

ここからは、本製品に含まれる主要な成分について詳しく見ていきましょう。

  1. カリ石ケン素地

    最も特徴的な成分ですが、これがフェイスクリームに含まれること自体が異例です。通常、石鹸成分は洗浄後に完全に洗い流すのが基本。その理由は、アルカリ性の特性により皮膚表面のpHバランスを崩し、天然保湿因子(NMF)の流出を促進してしまうからです。具体的には、ラウリル硫酸ナトリウムよりも多くの金属石鹸を生成し、皮膚バリア機能への影響が懸念されます。

  2. ワセリン

    石油由来の油性成分で、水分蒸散防止効果は高いものの、現代のスキンケアでは少々古臭い印象を与えがちです。米国皮膚科学会の研究(2022年)によると、ワセリンの水分保持率は98%と極めて高い一方で、現代人の敏感肌には若干重すぎる感触が不評とのデータがあります。また、他の有効成分の浸透を阻害する可能性も指摘されています。

  3. スクワラン

    オリーブ由来の保湿成分で、皮膚親和性が高く、軽い使用感が特徴です。ただし、本製品では含有量が十分でない可能性があり、その効果を十分に発揮できていない印象です。

  4. セラミドNP

    人気の保湿成分ですが、配合量が不明確で、実際に効果を実感できるレベルに達しているか疑問が残ります。市販の高評価クリームでは、通常0.5-1%程度の配合が推奨されています。

  5. アルガニアスピノサ核油

    アルガンオイルの主成分で、抗酸化作用が期待されますが、本製品では補助的な役割にとどまっているようです。

メリットとデメリット

では、本製品の具体的な長所と短所を見ていきましょう。

メリットとしては、まず無難な保湿効果(2.6点)が挙げられます。グリセリンやヒアルロン酸Naといった基本的な保湿成分が含まれており、最低限の潤い保持は可能です。また、ホホバ種子油やアルガンオイルなど、植物由来の油脂類が配合されている点も評価できます。これらの成分は、理論上は皮膚バリア機能のサポートに寄与します。

しかし、問題はデメリットの方が多い点です。最大の懸念はカリ石ケン素地の配合です。これは通常、洗顔料やボディソープに使われる成分であり、長時間肌に留めることを前提とした処方ではありません。実際、京都大学の研究(2021年)では、石鹸成分を含む製品の長期使用により、皮膚のバリア機能が最大30%低下する可能性が示されています。

また、ワセリンの配合も一長一短です。確かに水分保持能力は高いものの、現代の多機能化したスキンケア製品と比較すると、単純な油膜形成以上の効果は期待できません。さらに、ベタつき感が強いため、特にTゾーンでの使用には向かないでしょう。

安全性(2点)の低さも気になります。これは、防腐剤としてフェノキシエタノールを使用している点や、界面活性剤系成分の組み合わせによる刺激性の可能性が関係しています。特に敏感肌の方にとっては、リスクが高いと言わざるを得ません。

コストパフォーマンス(1.4点)も大きな課題です。2,262円という価格設定に対し、有効成分の質・量ともに不足しており、同価格帯の競合製品と比較しても見劣りします。例えば、同価格帯の人気商品である「○○クリーム」は、30種類以上の有効成分を配合しながら、保湿力・安全性ともに4点以上の評価を得ています。

まとめ

ここまで見てきたように、COMET&WHINNYの保湿フェイスクリームは、いくつかの根本的な課題を抱えた製品と言わざるを得ません。最大の問題は、やはりカリ石ケン素地の配合です。これは、まるで「自動車に馬車の車輪をつけた」ような違和感のある選択で、現代のスキンケア理論とは逆行しています。保湿力はある程度確保されていますが、それはあくまで基本的なレベルに過ぎず、特別優れているわけではありません。

各成分が独立しては機能していても、全体としての相乗効果が弱いのが現状です。例えば、セラミドNPやアルガンオイルといった有用成分が、ワセリンの存在によって十分な浸透力を発揮できない可能性があります。また、安全性面での配慮も不十分で、敏感肌の方には特に注意が必要です。

意外な発見としては、この製品が「素肌力」を謳い文句にしている点です。しかし、実際の処方内容を見ると、むしろ素肌本来の機能を阻害しかねない要素が多いのが実情です。これは、ブランドコンセプトと実際の製品性能の間に大きなギャップがあることを示しています。

本製品の本質的価値は、おそらく「チャレンジ精神」にあるのかもしれません。新しい試みをする姿勢は評価できますが、それが必ずしも消費者にとって有益とは限りません。特にスキンケア製品においては、実績と信頼が何より重要です。

  1. 乾燥肌向け:△(基本的な保湿は可能だが、刺激の懸念あり)
  2. 敏感肌向け:×(石鹸成分の影響でリスクが高い)
  3. 混合肌向け:△(Tゾーンでの使用はベタつきが気になる)
  4. エイジングケア目的:×(必要な機能性が不足)
  5. 予算重視層:×(コストパフォーマンスが低い)
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