解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
菊正宗ブランド名
菊正宗容量
480ml参考価格
1045円1mlあたり
2.2円JANコード
4971650801353ASIN
B09BYW9DFP発売日
20210805KaisekiID
8250全成分
解析チームです。本日は、先日ご紹介した菊正宗の美容液シャンプーに続き、同シリーズのトリートメントを徹底解剖していきましょう。その名も、菊正宗 正宗印 美容液トリートメント。日本酒メーカーが作るトリートメント、一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?このトリートメントも、シャンプーと同様に、日本酒の製造過程で得られる成分をたっぷりと使用した、まさに「美容液で髪を整える」というコンセプトの意欲作。菊正宗は、長年培ってきた発酵技術を活かし、日本酒だけでなく、化粧品やヘアケア製品の開発にも力を入れています。今回は、この正宗印 美容液トリートメントを徹底的に分析し、その実力に迫りたいと思います。
まずは、「菊正宗 正宗印 美容液トリートメント」の全体像を把握するところから始めましょう。総合ランキングは2597個中179位、総合点は5点満点中2.31点と、こちらもシャンプー同様、比較的高い評価を得ています。特筆すべきは、保湿力が5点満点中6.4点と、驚異的な数値を叩き出していること。これは、このトリートメントが、保湿に特化した製品であることを示しています。使用感も4.7点と非常に高く、使用感の良さも際立っています。安全性の評価も4.8点と非常に高く、安心して使えるトリートメントと言えるでしょう。エイジングケア力も3.3点と平均以上であり、年齢による髪や頭皮の悩みにアプローチしてくれる可能性を秘めています。一方で、髪補修力は1.8点とやや低めの評価で、スカルプケア力も2.1点と平均的な評価です。これは、このトリートメントが、補修やスカルプケアをメインとした製品ではないということを示唆しています。成分数は57個と、多くの成分が配合されていますが、その多くが保湿やエイジングケアに特化した成分であることがわかります。口コミ評価は、シャンプー同様5点満点中4.1点と高く、多くのユーザーがその使用感に満足していることが伺えます。売上ランキングは1774位とまずまずですが、直近の売上数を見ると、こちらも徐々に売れ行きを伸ばしていることがわかります。販売開始日が2021年8月と、シャンプー同様比較的長く販売されている製品で、ロングセラー商品としての地位を確立していると言えるでしょう。
ここがポイント! 驚異的な保湿力、高い安全性、そして使用感の良さは、このトリートメントの最大の強み。特に、乾燥しがちな髪や、エイジングケアに関心のある方には、ぜひ試していただきたい製品です。
次に、このトリートメントのキーとなる成分について詳しく見ていきましょう。今回は、特に注目すべき成分を5つに絞って解説します。
まず一つ目は、シャンプーにも配合されていた「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」です。これは、脂溶性ビタミンC誘導体の一種で、皮膚への浸透性が高く、長時間にわたって抗酸化作用を発揮する成分です。活性酸素を除去することで、肌を保護し、美しさを維持する効果が期待できます。また、抗炎症作用やコラーゲン生成促進作用も報告されており、肌のハリや弾力アップにも貢献してくれるでしょう。さらに、美白効果も期待できるため、頭皮のくすみが気になる方にもおすすめです。シャンプーだけでなく、トリートメントにも配合されていることで、より効果的にケアできると考えられます。
余談ですが、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルは、安定性が高く、様々な化粧品に配合されています。その効果は、多くの研究論文でも裏付けられています。
続いて、「ココアンホ酢酸Na」です。これは、両性界面活性剤の一種で、皮膚との親和性が高く、低刺激であるのが特徴です。また、泡立ちも良く、洗浄力も比較的高い成分です。防腐剤フリーであるため、ベビーシャンプーにもよく使用されており、その安全性の高さが伺えます。このトリートメントに配合されている目的は、主に乳化を促進し、テクスチャーを安定させるためと考えられます。
ここで豆知識 ココアンホ酢酸Naは、弱酸性で、肌への刺激が少ないため、敏感肌の方でも比較的安心して使える成分と言えるでしょう。
3つ目は、シャンプーにも配合されていた「コメ発酵液」です。日本酒の製造過程で得られるこの成分には、アミノ酸やペプチドなどの保湿成分が豊富に含まれており、肌や髪に潤いを与える効果が期待できます。また、抗酸化作用や抗炎症作用も報告されており、エイジングケアにも効果的な成分と言えるでしょう。シャンプーとトリートメントの両方に配合されていることで、より効果的な保湿ケアが期待できます。
4つ目もシャンプーと共通の「パルミチン酸レチノール」です。ビタミンA誘導体の一種で、抗シワ、抗老化、たるみ、シミ、乾燥を防ぐ効果が期待できます。ただし、摂り過ぎは副作用の懸念もあるため、使用量には注意が必要です。このトリートメントに配合されている目的は、エイジングケア効果を高めるためと考えられます。
最後は、「(イソステアリン酸ポリグリセリル-2/ダイマージリノール酸)コポリマー」です。これは、植物由来の油剤で、光沢、抱水性、密着性に優れています。保湿効果やエモリエント効果、保護作用、抗炎症作用、抗酸化作用など、多岐にわたる効果が期待できます。このトリートメントに配合されている目的は、髪に潤いを与え、乾燥を防ぎ、ハリやコシを与えるためと考えられます。
この「菊正宗 正宗印 美容液トリートメント」の最大のメリットは、その圧倒的な保湿力でしょう。保湿力が5点満点中6.4点という驚異的な数値を叩き出していることからも、その保湿効果の高さが伺えます。さらに、美容液成分が髪の芯まで浸透し、パサつきがちな毛先も、潤いでまとまり、指通りなめらかな、さらさらの髪に仕上げてくれます。また、シャンプーと同様に、コメ発酵液をはじめとする、様々な美容成分が配合されているため、髪だけでなく、頭皮のケアも期待できます。使用感も非常に良く、トリートメント後の髪のまとまり感や、しっとりとした感触は、多くのユーザーを満足させるでしょう。
ここが重要! このトリートメントの最大の魅力は、様々な保湿成分を配合することで、髪の表面だけでなく、内部までしっかりと潤いを届けることができる点です。乾燥しがちな髪や、パサつきが気になる方には、ぜひ試していただきたい製品です。
一方で、デメリットとしては、髪の補修力が低い点が挙げられます。あくまでも、保湿やエイジングケアをメインとした製品であるため、髪のダメージが気になる方には、少し物足りなく感じるかもしれません。また、成分数が57個と多いため、肌が弱い方やアレルギー体質の方は、注意が必要です。さらに、スカルプケア力も平均的な評価であるため、頭皮の悩みを抱えている方には、他の製品も検討する必要があるかもしれません。
話は逸れますが、このトリートメントは、弱酸性、無着色、無鉱物油処方という点も、大きなメリットです。これらの成分に敏感な方でも安心して使えるのは嬉しいですね。
「菊正宗 正宗印 美容液トリートメント」は、菊正宗が手掛ける、まさに美容液のようなトリートメントであることがわかりました。驚異的な保湿力と、優れた使用感は、このトリートメントの最大の魅力と言えるでしょう。また、シャンプー同様、コメ発酵液をはじめとする、様々な美容成分が配合されているため、髪だけでなく、頭皮のケアも同時に行いたい方にはおすすめです。このトリートメントの本質的な価値は、毎日使うトリートメントとして、高い保湿力と美容効果を両立し、さらにコストパフォーマンスにも優れているという点にあると言えるでしょう。
最後に、使用シーン別の推奨度をまとめると以下のようになります。
これらの点を考慮して、自分に合ったトリートメントを選ぶ際の参考にしてください。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。