解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
masugu容量
440ml参考価格
1480円1mlあたり
3.4円JANコード
4902111767291KaisekiID
7939全成分
規格外のスグレものシャンプーを突如売り出したユニリーバ・ジャパン。
このmasuguブランドは座視できないクオリティを持っています。
シャンプーだけでなく、トリートメントもやはり一味違うものを持っているようです。
Masugunのトリートメントの特徴は、カチオン界面活性剤レスなベース構成。
通常はトリートメントやコンディショナーのベースはカチオン界面活性剤が欠かせない要素となっています。これがないと、そもそも髪を包み込んでサラサラにしてくれる物質が生成されないので、それこそ必須アイテムです。
このカチオン界面活性剤はヘアケア効果には欠かせない一方、肌についてしまうと洗浄剤よりも肌荒れリスクが高い欠点があります。
そのため、優しさを重視したいならカチオン界面活性剤はない方が良いんです。ヘアケアを重視するなら逆に欠かせないのがカチオン界面活性剤です。
そして、masuguはどちらでもなく、カチオン界面活性剤に頼らずヘアケア効果を実現するスタイルのようです。
カチオン界面活性剤がベースにない代わりに、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルのような抱水性の高い素材、ホホバやシリコンの潤滑性、γ-ドコサラクトンのくせ毛改良効果など、別の角度からのアプローチでコンディショニング効果を実現しています。
わずかにカチオン界面活性剤が2つ配合されていますが、このくらい微量だと肌への負担は無視できるレベルに近いでしょう。もちろん、コンディショニング効果もそれだけ減りますが、前述した代替成分がフォローしてくれています。
使った瞬間の滑り感は、よくある市販トリートメントの方がよく感じられるかもしれません。
ただ、このトリートメントの良さは、より髪に影響を残せるところにあるでしょう。
くせ毛を伸ばすような効果は、通常のコンディショナーには難しいですよね。抱水性の高い油剤は持続性をもって髪にまとまりを与えますし、何よりカチオン界面活性剤が少ないことで肌に優しいというポイントは見逃せません。
同じヘアケア効果があるなら、肌に優しいもののほうがメリットが大きいです。環境に優しいもののほうが地球に優しいです。そんな選び方ができたら、化粧品選びの中級者と言っていいでしょう。masuguはそれを実現してくれるクオリティがあるのです。
一般的なコンディショナーが髪を一時的にサラッとさせるだけなのに対し、masuguはより髪をコントロールします。
くせ毛を伸ばし、広がりを持続的に抑制します。そして、それらの効果のベースはカチオン界面活性剤レスのマイルド処方です。
この高度なトリートメントが市販で、市販らしい価格で手に入るというのは僥倖です。
優れたものを使ってみたい、肌にやさしいものを選びたいが、ヘアケアも諦めたくない、そんな方にかなりおすすめできるトリートメントです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。