解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
masugu容量
440ml参考価格
1480円1mlあたり
3.4円JANコード
4902111767284KaisekiID
7938全成分
どうしたのユニリーバ・ジャパンさん。
ダヴ、ラックス、クリアといった、無個性の駄作を連発しているメーカー、という印象が強く植え付けられているのですが、まったく毛色の違うシャンプーを突然登場させました。
ユニリーバ・ジャパンのシャンプーといえば、やれラウレス硫酸Naだのドデシルベンゼンスルホン酸TEAだのを配合した安っぽさの塊みたいなものばかりでした。
ところが、masuguブランドは完全に180°変心して高品質アミノ酸系シャンプーとして爆誕。
突然変異レベルの変貌ぶりに解析する目も点になるほど。
アミノ酸系シャンプーといっても良し悪しがあって、ココイルグルタミン酸TEA単体のような手抜きアミノ酸系を筆頭に、使い勝手の悪いものも多いです。
ただ、masuguシャンプーのベースとなっているラウロイルアスパラギン酸Naは、このココイルグルタミン酸TEAの上位互換タイプ。
泡立ちも早く、何よりすすぎ性が優秀でベタつき感をまったく残しません。
さらっとした感触、弱酸性の肌思い、立ち上がりの良い泡質と、アミノ酸系でも扱いやすい成分の1つです。
ベースの洗浄剤は驚きのクオリティ。しかも、それ以外も想定外に良いんです。
PPGー3カプリリルエーテルはシリコン並の潤滑性を洗浄剤に加えます。
ポリクオタニウム-50のツヤ感も同様に効いてくるでしょう。ホホバは天然のシリコーンオイルなんて言われる成分ですし、γードコサラクトンが髪のうねりを改善。このあたりは、たった1480円のシャンプーのそれとは思えないクオリティです。
しかも、440mlというのは相当にボリュームがあるので、コスパを気にする方にとっても相当にストライクゾーンに入ってくるシャンプーとなるでしょう。
これはちょっと驚きです。こんなシャンプーがふつうに市販で売られていると思うと、他のメーカーも戦略の再考を迫られるのではと心配になるほどです。
かつて、ミレアムシャンプーというプロ用品が一世風靡した、あの感覚に近い発見。品質はそれ以上かも。増粘剤まわりもしっかりしていて、ミレアムより安定感がある。
潤滑性では完全にmasuguに軍配があがるし、おまけにくせ毛も改善するときた。
一体どうしてしまったんだ、ユニリーバさん。もうダヴもラックスもクリアも必要ないではないか。こんな良いものが出せるなら。
ラックスあたりと値段も大して変わらないし、品質で言えば段違いに上。比べるのも馬鹿らしいくらい違う。
アミノ酸系でありながら、アミノ酸系の弱々しさを見せない、市販で戦えるだけの衣装纏って堂々と殴り込んできたシャンプーだ。
もちろん、上には上がいるが、この値段、市販品で、このアミノ酸系の品質はなかなか他に選択肢がない。絶対に試すべきシャンプーの1つといっていい。
くせ毛がどうとか関係なく、とりあえず良いシャンプーを試したい人は一度使うべきだと思う。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。