解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ホーユーブランド名
ビゲン容量
600ml参考価格
1105円1mlあたり
1.8円JANコード
4987205220159ASIN
B000FQU90K発売日
20070815KaisekiID
8318全成分
みなさん、こんにちは。今日は、ホーユーのビゲン トリートメントシャンプーについて、その実力を徹底的に分析していきたいと思います。ところで、ビゲンと言えば、白髪染めの代表的なブランドの1つですよね。そんなビゲンから、トリートメントシャンプーが登場したんですが、果たしてその実力はどうなのでしょうか?一緒に探ってみましょう!
ビゲン トリートメントシャンプーは、600mlで1105円という価格設定。ホーユーが開発した、白髪染め後の髪用のシャンプーです。解析結果によると、2929個のシャンプー中、総合ランクは2007位と低め。総合点は5点満点中1.54点と芳しくありません。素材のレベルは0.7点、安全性は2点、保湿力は1.4点と低評価。一方で、洗浄力は4.1点と高め。口コミの評価点は5点満点中3.9点と、実力以上の評価を得ています。
このシャンプーの特徴は、ラウレス硫酸Naをベースにしていること。ラウレス硫酸Naは、洗浄力が強く、泡立ちも最高級ですが、必要以上に脱脂してしまうため、肌や髪の乾燥を招きやすい成分です。また、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naも配合されており、これもラウレス硫酸Naと同等以上の脱脂力を持っています。
一方で、加水分解ダイズタンパクなどの保湿成分も配合されていますが、その効果は限定的。強い洗浄剤を緩和するような補助洗浄剤の存在もありません。
ちょっと脱線しますが、サリチル酸って知っていますか?これは、ニキビ対策製品などに頻出する成分なんです。殺菌性と抗炎症効果が高いんですが、肌刺激性もやや高いので、肌の弱い人は注意が必要なんですよ。
ビゲン トリートメントシャンプーのメリットは、強力な洗浄力。でも、それは白髪染め後の髪にとってはデメリットにもなります。カラーリングをした頭皮や毛髪を洗うのに、ラウレス硫酸Naベースのシャンプーは適していません。色は早く落ちるし、弱った頭皮にも追い打ちをかけるようなもの。トリートメントシャンプーという割には、ヘアケア成分もほとんど見られません。白髪染め後の髪には、通常より質の良いシャンプーを使うべきなのに、この体たらくでは擁護できません。
ビゲン トリートメントシャンプーは、白髪染めの代表的なブランドの1つであるビゲンから発売された、白髪染め後の髪用のシャンプーです。しかし、その実力は期待外れ。ラウレス硫酸Naベースの強力な洗浄力は、カラーリング後の髪には適しておらず、色落ちや頭皮への負担が懸念されます。トリートメントシャンプーという名前とは裏腹に、ヘアケア成分も乏しい。白髪染め後の髪のためにも、頭皮のためにも、もっと質の良いシャンプーを使うべきでしょう。ビゲンのブランド力を考えると、この製品は非常に残念な出来だと言わざるを得ません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。