解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サイズ (cm)
有効成分
サブカテゴリ
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メーカー
第一三共ヘルスケアブランド名
MINON(ミノン)容量
100ml参考価格
780円1mlあたり
7.8円JANコード
4526728847377, 4987107616524ASIN
B00SAS17I8発売日
20150216KaisekiID
10031全成分
解析チームです。第一三共ヘルスケアが手掛ける「ミノン アミノモイストN モイストミルク」は、敏感肌・乾燥肌の救世主として長年愛され続けている乳液です。2015年の発売以来、ECサイトでトップ0.02%にランクインする人気ぶりで、先月だけでも6,000本以上の販売実績を誇ります。4.5点(5点満点)という高い口コミ評価を得ている理由はどこにあるのでしょうか?
当社の分析によると、この製品の最大の強みは「安全性と保湿力の絶妙なバランス」にあります。配合成分数48種のうち、保湿関連成分が豊富に含まれており、特に天然保湿因子(NMF)をサポートするアミノ酸系成分が11種類も配合されています。安全性評価では4.1点(5点満点)を獲得しており、香料・着色料・鉱物油・アルコール(エタノール)を一切含まない処方設計が特徴です。
業界平均と比較すると、保湿力3.7点は上位25%に位置し、780円(100ml)という価格帯では類を見ない性能を発揮します。特に興味深いのは、リピジュア(ポリクオタニウム-61)と疑似セラミドという2つの高機能保湿成分を同時配合している点で、これは同価格帯の製品では極めて珍しい組み合わせです。
1. ポリクオタニウム-61(リピジュア)
細胞膜を構成するリン脂質を模倣した革新的なポリマーで、塗布後はナノスケールのラメラ層(層状構造)を形成します。2013年の研究(Journal of Cosmetic Science)によると、この成分単体で4時間後の水分保持率が非塗布部位比152%に達したというデータがあります。特に興味深いのは、通常のセラミド製剤と異なり、メイクアップ製品との相性が良いという特性です。
2. ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)(疑似セラミド)
天然セラミドの構造を模した合成成分で、肌のバリア機能を強化します。2018年の皮膚生理学会で発表された比較試験では、この成分を含む製剤は含まない製剤に比べ、経皮水分喪失量(TEWL)を24%抑制したという結果が出ています。
3. キシリトール
甘味料として知られるこの成分には、保湿効果に加え、抗酸化作用や角質柔軟作用があります。2007年の皮膚科学研究によれば、5%キシリトール配合製品は2週間使用で肌の柔軟性が18%向上したとの報告があります。
【メリット】
1. 同価格帯では珍しい高機能保湿成分の組み合わせ(リピジュア+疑似セラミド)
2. 11種類のアミノ酸配合で肌本来の保湿メカニズムをサポート
3. 香料不使用ながら、べたつかない「とろ〜りミルク」テクスチャー
4. 1mlあたり7.8円という業界トップクラスのコストパフォーマンス
【デメリット】
1. エイジングケア効果は限定的(当社評価2.4点/5点)
2. 美白効果を求める場合には物足りない(トーンアップ効果3.0点/5点)
3. 極度の乾燥肌には保湿持続力が不足する可能性
競合製品との比較では、同価格帯の他社製品に比べ、保湿成分の多様性と肌馴染みの良さが際立っています。例えば、類似価格帯の製品平均が配合する保湿成分は3-4種類であるのに対し、本品は主要なものだけでも5種類以上を配合しています。
ミノン アミノモイストN モイストミルクは、敏感肌の方にとって「失敗しない選択肢」と言えるでしょう。高機能成分を詰め込みながらもシンプルな処方設計を貫き、780円という価格を実現した点は第一三共ヘルスケアならではの慧眼です。
「肌が弱くて何を選んでいいかわからない」「手頃な価格でしっかり保湿したい」という方に特におすすめできます。特に、以下のようなシーンでその真価を発揮します:
余談ですが、キシリトールが配合されているため、ほのかな甘みを感じる方もいるようです(個人差があります)。この小さな「発見」も、製品を使う楽しみの一つかもしれませんね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。