シワ改善を高らかに謳っているフェイスミルクです。
かなり自信満々といった商品説明が展開されていますので、中身に期待がかかりますね。
早速見ていきましょう。
まず乳液として気になるところは界面活性剤の種類。
これが危険では話にならないですし、安全でも能力が低くて配合量が多くなってしまうのでは、やはり肌に負担が増えます。
グレイスワンはそのあたり、まぁ平均的です。
危険性は心配ありませんが、素材がちょっと古い印象も受けますね。
理想は少量で必要十分な油と水を混ぜ合わせる能力があること。
そういう意味では、普通ですね。
そして、肝心のシワ改善効果。
これは、ブリエラスチンという成分に依存していることがわかります。
エラスチン、という弾性繊維成分はすでに多く使われていますが、このブリエラスチンは一般的なエラスチン、コラーゲンよりも多くのハリを生み出します。
そういう意味では、エラスチンタイプの抗シワ剤の中では有望。
しかし、抗シワタイプの美容液の一線級と比べると、ちょっと弱い感じがします。
というのも、シワを本気で改善しようという意図が、全成分表を見ただけではイマイチ伝わってきませんね。
何も知らずに成分だけ見たら、一般的な乳液という以上のものを感じないと思います。
シワを隠す、改善するというと、それなりに強い変化を求められるので、このレベルの処方では少々難ありなのかなと見ますね。
もちろん、他の商品と組み合わせて相乗効果を狙うような意図もあるのでしょうが、これ単体ではちょっと荷が重そうという印象です。
保湿効果は悪くないですが、これもやや表面的で持続性や即効性など、機能面でやや劣る感じが否めません。
乳液としては十分働きますので、シワをどうにかしようと思わなければ使えます。
リフトしようとすると苦戦するでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。