解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
エフティ資生堂ブランド名
TSUBAKI容量
490ml参考価格
847円1mlあたり
1.7円JANコード
4901872466023KaisekiID
7678全成分
しばらくぶりのツバキシャンプーの解析になりますが、ちょっとしたサプライズがありますね。
なんと、(プロピルトリモニウムクロリドアクリルアミド/ジメチルアクリルアミド)コポリマー、ジラウロイルグルタミン酸リシンNaの配合が!
どちらの成分も、髪のダメージ部分に吸着浸透してツヤ感や指通りを改善する効果を付与します。
ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)のような高機能成分は洗浄剤の刺激性も緩和する他、10秒で髪の内部まで浸透する強い浸透力を持ち、髪の補修やコーティング作用を付与する能力を持ちます。
増粘剤にラウリン酸PEG−2を加え、泡立ちの安定性が優れている点もメリットとなるでしょう。
その他にも、スクワランや椿オイル、ジメチコノールなどコンディショニング効果重視の設計となっていて、ラウレス硫酸系のシャンプーとしては仕上がりが良い部類に入るのは間違いないでしょう。
少しサプライズを得られる内容も見られましたが、ツバキシャンプーの弱点はそのまま内在しています。
なんといってもベースがラウレス硫酸ナトリウム。非常に強い洗浄力が特徴です。
強い洗浄力はメリットとは言いづらく、肌バリアを一掃してしまうため肌の乾燥を招き髪をダメージさせる土台を作ってしまいます。
さらに悪いことに、ラウリル硫酸ナトリウムも配合されていますね。
ペリセアもラウリル硫酸ナトリウムも、極めて強い浸透性が特徴で、そこに強い洗浄力が加わるため並のシャンプーよりもデメリットは拡大してしまいます。
肌の弱い人にはよりおすすめできないシャンプーと言ってもいいでしょう。
このように、コンディショニング効果が優れる素材を配合している一方で、コンディショニング効果を台無しにしてしまうようなベースであることが椿シャンプーの特徴となっています。
このことは、一時的には手触りの良い仕上がりを得られるが、実際には頭皮も髪も乾燥に追いやられていることを意味しています。
市販シャンプーにありがちと言うか、コストを抑えるとこのパターンが多いのですが、髪を洗っている間や、ほんの一時的なお風呂上がりの手触りだけをよく感じさせる。
そこさえごまかせば、本質的にあまり良くないシャンプーであっても仕方がないというような作り方。
値段が安いシャンプーにはそれなりの理由があるという、まさにお手本のようなシャンプーと言えます。
ペリセアが入っていることなど、以前よりも改良されている点があるのが救いです。ただし、本当に良いシャンプーを選ぶのであれば、このシャンプーは選ばれることはないであろうと考えます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。