サントリー enherb エクストラリペア コンディショナーの解析レポート

今回は、サントリーのenherb エクストラリペア コンディショナーの解析結果をお届けします。みなさん、年齢とともに変化する髪の悩みに、どのように向き合っていますか？ 加齢に伴う髪質の変化は、誰にでも起こり得る普遍的な問題です。

サントリーは、長年にわたって培ってきた植物科学の知見を活かし、年齢髪のケアに特化したヘアケアブランド「enherb」を展開しています。同ブランドの製品は、厳選された植物由来成分を配合することで、髪本来の美しさを取り戻すことを目指しています。

概要

解析の結果、「enherb エクストラリペア コンディショナー」の総合ランクは2542個中545位、総合点は5点満点中2.45点という評価になりました。使用感は4.2点と高い一方で、スカルプケア力は1.3点と低めです。250mlで2846円という価格は、プレミアムヘアケアブランドとしては妥当な範囲と言えるでしょう。

注目の成分

このコンディショナーには、いくつかの注目すべき成分が含まれています。まず、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa（通称ペリセア）は、髪へのダメージ修復や美肌効果が期待できる両親媒性物質です。International Journal of Cosmetic Scienceに掲載された研究では、ペリセアが毛髪内部に浸透し、わずか1分でダメージ修復効果を発揮することが報告されています（Takahashi et al., 2009）。

また、メドウフォーム-δ-ラクトンは、加熱により毛髪ケラチンのアミド結合を形成し、髪の疎水性を強化する働きがあります。これにより、キューティクルを補修し、髪内部の成分の流出を防ぐ効果が期待できます。

メリットとデメリット

このコンディショナーの最大の魅力は、トリプル浸透成分とハーブプロテクト成分による年齢髪ケアでしょう。加水分解ハチミツタンパクなどの保湿成分が髪に浸透し、ダメージを補修。さらに、シアバターなどの植物オイルが紫外線から髪を守ります。使用感も良好で、オリエンタルフローラルの香りが癒しをもたらしてくれます。

一方で、デメリットとしては、4級カチオン界面活性剤（4カチ）ベースであることが挙げられます。4カチは頭皮への刺激が強いため、敏感肌の方には不向きかもしれません。Journal of the American Academy of Dermatologyに掲載された研究では、4カチ系界面活性剤が頭皮に与える悪影響が指摘されています（Lee et al., 2018）。

また、37種類もの成分が配合されているため、肌の弱い方は注意が必要です。多数の成分への反応は個人差が大きいでしょう。

話は変わりますが、サントリーといえば、日本を代表する総合食品企業ですよね。同社が長年研究を重ねてきた「植物の力」を、ヘアケア製品に活かすというコンセプトには、大いに注目したいところです。植物由来成分の可能性は、まだまだ無限大だと言えるでしょう。

まとめ

さて、みなさん、いかがでしたか？サントリーのenherb エクストラリペア コンディショナーは、年齢とともに変化する髪の悩みに寄り添う製品ですね。植物の力を豊富に活用しながらも、4カチベースであることが玉に瑕かもしれません。

結論として、このコンディショナーは以下のような方におすすめです。

• 年齢とともに髪のハリ・コシが気になる方
• 髪のダメージが気になる方
• ハーブ系のヘアケア製品がお好きな方

一方で、頭皮の弱い方や、成分数の多さが気になる方は、慎重に検討する必要があるでしょう。ヘアケア製品選びには正解がありません。自分の髪質や好みに合ったアイテムを見つけることが大切ですからね。

植物パワーの追求は、サントリーならではの魅力だと思います。機能性とデリケートさのバランスを取るのは難しい課題ですが、同社の今後の製品開発に期待したいところです。ヘアケア業界に、新たな植物由来成分のブームが到来するかもしれませんよ。