解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サブカテゴリ
よく一緒に購入される商品
メーカー
ninoブランド名
nino容量
300ml参考価格
3190円1mlあたり
10.6円ASIN
B0C38HS97T発売日
20230422KaisekiID
9073全成分
解析チームです。今回ご紹介するのは、300ml・参考価格3,190円のnino シャンプー。天然アミノ酸系洗浄剤や強力なオレフィン(C14-16)スルホン酸Na、さらに保湿・抗菌作用で知られるヒドロキシプロピルキトサンを配合し、「ダメージ補修しつつスッキリ洗いたい」という幅広いニーズに対応。キトサンの膜形成効果や、プラセンタエキスの美容効果にも注目が集まる一方、配合界面活性剤の組み合わせに課題が見受けられます。背景には、「アミノ酸系なのに洗浄力も欲しい」という市場トレンドと、「コストをかけずに高機能を実現したい」というブランド戦略が隠されているのです。
まずはスタッツ分析から。解析ドットコムでの総合ランクは2008位/3036、総合点は2.15/5点とやや低迷。業界平均2.8点に対し約23%低く、配合成分レベルは1.1点/5点で業界平均3.0点に大きく届かず。洗浄力は3.9点/5点で平均3.0点を約30%上回る一方、髪補修力2.2点、育毛効果1.2点とダメージケア性能は低調です。保湿力2.7点は平均2.5点をわずかに上回り、スカルプケア力2.2点は平均2.3点とほぼ同等。使用感2.6点、コスパ2.23点も平均を下回ります。つまり、このシャンプーは「洗浄力重視」の方向性が顕著で、保湿や補修性能は控えめという構成です。
まず最大のメリットは、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naを軸とした強力な洗浄力です。洗浄力スコア3.9点/5点は市販アミノ酸系シャンプー平均の3.0点を30%上回り、しつこい皮脂やスタイリング剤もしっかりオフできます。また、ヒドロキシプロピルキトサンによる皮膜形成が髪表面の滑りを良くし、指通りの良さもプラス。保湿力2.7点は平均2.5点をわずかにクリアしており、ギシギシ感を和らげます。
一方、大きなデメリットは成分レベルの低さです。解析ドットコムでの配合成分レベル1.1点/5点は業界平均の3.0点を大きく下回り、髪補修力2.2点、育毛効果1.2点とダメージケアや頭皮環境改善には不向き。価格は3,190円と“プレミアム”帯ですが、競合の同価格帯シャンプー(例えばA社のアミノ酸洗浄×植物オイル配合製品)は配合成分レベル3.5点以上で補修・保湿性能が高く、相対的にコスパはやや劣ります。また、プラセンタエキスの効果実証が不十分な点もユーザーの期待値とギャップが生じやすいでしょう。
ninoシャンプーは「強洗浄×キトサンコート」という独特のコンセプトで、しつこい皮脂や整髪料をしっかり落としつつ、ヒドロキシプロピルキトサンが滑らかな指通りを演出する製品です。しかし、補修・育毛効果は控えめで、3,190円という価格設定に見合う「高品質成分」の充実度はやや不足。ダメージレス洗浄を最優先したい方、スタイリング剤の汚れを徹底除去したい方にはおすすめできますが、保湿や補修重視のユーザーには他社製品も検討候補に入れましょう。
使うシーン別の推奨度:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。