解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
花王ブランド名
melt(メルト)容量
480ml参考価格
1760円1mlあたり
3.7円JANコード
4901301449351ASIN
B0DVGFC3NH発売日
20250309KaisekiID
10701全成分
解析チームです。花王といえば、肌と髪に真摯に向き合う老舗ブランド。中でもmelt(メルト)シリーズは「酸性ケア」を前面に出した新戦略商品。美容室帰りのツヤ感とサラサラ感を、家でも再現したい…そんな願望をガチで掴みにきた逸品です。しかも、ただのスムース系ではありません。ラウレス-11カルボン酸など酸性石鹸に加え、ペリセアやシルク由来PPTなど「ダメージ毛を補修しながらスルスル指通り」を狙った構成。花王の処方開発、やっぱりタダモノじゃないです。
「melt スムーストリートメント」は、総合点2.54点/5点満点。全2588製品中776位と中堅よりやや下という立ち位置。ただし、使用感4.1、保湿力4.0と、ユーザー満足度では健闘。特にコスパ評価3.07は、1760円という価格を考えると悪くない水準です。 成分数は61種と平均より多めで、洗浄から補修、保湿まで総合力で勝負するタイプ。競合のサロン系製品と比較しても、ラウレス-11カルボン酸やペリセアといった処方の骨太さは際立っています。スカルプケア2.4点・エイジングケア2.0点と、頭皮・アンチエイジング視点では弱めですが、これは“毛先の補修&ツヤ出し”に特化しているからこそ。用途をしっかり見極めれば、高評価も納得の構成です。
最大のメリットは、補修とツヤ出しに特化した処方設計です。ペリセアやシルクPPT、さらにシア脂やホホバ種子油などのエモリエント成分を加え、髪を“芯からなめらかに”仕上げる力を持ちます。 特に酸性石鹸ベースの処方は、カラー後のアルカリ除去やうねりケアにも効果的という意見もあり、ブリーチ毛や加齢によるゴワつきに悩む人に好相性。 一方で、頭皮ケア力は控えめ。グリチルリチン酸2Kこそ配合されていますが、抗炎症成分としては薄め。 また、ジラウラミドグルタミドリシンNaやラウロイル加水分解シルクNaなど、優れた成分が多い反面、全体的な成分数がやや過多という評価もあります。敏感肌の人は、香料や界面活性剤の重なりに注意が必要かもしれません。
「melt スムーストリートメント」は、高濃度な毛髪補修成分×酸性処方というトレンドど真ん中の設計。
髪の内部補修を狙うなら◎、頭皮をいたわりたい人には△という印象。
ラウレス-11カルボン酸など、サロン製品でしか見ない成分が市販価格で手に入るという点では、コスパも含めて良商品といえます。
シャンプーとのシリーズ使用で真価を発揮しそうなので、次回はそちらもチェック予定。
香りも華やかなピオニー&フィグで、バスタイムがちょっと贅沢に感じる一品です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。