解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ジャパンゲートウェイブランド名
ISSHI容量
180ml参考価格
2970円1mlあたり
16.5円KaisekiID
8386全成分
出ましたね。グリオキシル酸こと、酸熱トリートメントタイプのトリートメントです。
美容室などで聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれませんが、酸熱トリートメントというワード。このグリオキシル酸+アイロンの熱で脱水縮合して髪をストレートに・・かつツヤとハリがすごいという謳い文句で施術されている代物ですよね。
これがお家で実現できたら、それはそれですごいことです!
さて、グリオキシル酸がどうしても目を引くトリートメントですが、全体としてはどんな特徴があるでしょう?
端的に言うと、ツヤ感、サラサラ感中心のコンディショナータイプ。
表面処理、いわゆるシリコーン系の成分が中心に髪の表面を改良する役割がメインとなります。
コーティングや浸透性の部分ではそれほど目を引くものはないので、タイプ的にはコンディショナーを使ったときの感じに近いです。
ただ、グリオキシル酸ですよ。この成分が入ることでガラッと雰囲気が変わりますね。
教科書通りに言えば、グリオキシル酸が髪のダメージ部分に浸透してアイロンで水を完全に除去することで架橋し、これが髪を擬似的に補修する、という手順になります。
ということは・・アイロンで完全に脱水縮合させる、という手順がないと、さほどストレート効果は期待できないかもしれませんね。
アイロンを使ってなんぼ、という見方をすると、やはり素人にはやや難しい技術になる部分があり完璧な理想像を実現するのは困難でしょう。
ただ、普通のトリートメントよりタフな補修感や、うねり改善効果くらいは狙えるかもしれません。
これは、やはりアイロンをうまく扱えたら、という条件つきにはなりますが。
アイロンを失敗すると、それだけで髪は深刻な後戻りできないダメージを負う、ということがデメリットになるかと思います。
あとは、カラーリングが退色しやすいというデメリットも。
有望ですが、扱いが難しい。
可能性は秘めているものの、コントロールが難しい。
美容師自身もよくまだわかってない、という領域でもあるので、素人が自分でやってどうこうなる、というレベルの話ではないのかもしれません。
ただ、それに近いことをお家でできる、という体験は無駄ではないでしょう。
酸熱トリートメントの持つ可能性は小さくないですから、うまく行けば市販トリートメントではありえないようなストレート感、ハリコシを再現できる、というわけです。
ただ、グリオキシル酸は臭い、縮毛矯正と共存できない、カラーリングをびっくりするほど落とすといった欠点もあるので、やはり安直におすすめできる製品ではないです。よく調べて、自分に合っているかどうかよく考えて、できれば聞いて、慎重を期する必要があるものだと感じています。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。