広告を含みます。
ベースにしっかりシリコーンを配合しておきながら、商品の宣伝ではノンシリコンを謳う。
こういうなんちゃっては枚挙に暇がありませんが、サロンクオリティーを謳いながらこの有様では納得しづらいのであります。
ノンシリコンが売りなら、ノンシリコンを貫けば良いと単純に思いますが、
このトリートメントではジメチコン、アミノプロピルジメチコン、アモジメチコン、シクロペンタシロキサンと、まさにシリコンの乱れ打ち状態であります。
18-MEA的な働きでキューティクルを補修するセテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク、さらに浸透性を助けるペリセア、リピジュア、メープルシロップエキスも配合して、多少補修効果は期待できるレベルにあります。
シリコーンも含め、髪に一定のバリア効果を施すことは可能であると見ていいでしょう。
シリコーン自体は配合されていて損をするということはほとんどなく、この製品については配合されていることで潤滑性の助けになっているわけです。
ただし、ノンシリコンが売りであるならば違う気がします。
シリコーンを含まなくてもシリコーン代替成分と言われる素材はたくさんありますし、よりサロンクオリティに近づけることも十分にできる余地はあると見えます。
そういった総合的な見方をしていくと、なんとも中途半端な商品で、サロンクオリティには程遠いのかなという印象を受けざるを得ません。
どちらかというとコストを抑えることに注力したようなフシがかなり見える内容といえます。
このシリーズのシャンプーに比べるとこちらのトリートメントのほうがややクオリティは上といえますが、
あえて選ぶほど傑出した要素があるというわけではありません。
うーん。