解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ちふれホールディングス株式会社ブランド名
Do Natural(ドゥーナチュラル)容量
150ml参考価格
2420円1mlあたり
16.1円JANコード
4562239613407ASIN
B0F1DFQVL6発売日
20250313KaisekiID
10728全成分
解析チームです。ちふれホールディングスが展開する「Do Natural」シリーズは、環境配慮型パッケージと天然由来成分にこだわるブランドとして知られ、2025年春のリニューアルでさらにサスティナビリティを強化。今回分析する「ハイドレーティング ローション [モイスチャー] N」は、天然由来成分90%以上配合を謳いながら、保湿力3.0点/5点満点と中庸な数値を記録しています。業界平均と比較すると、安全性(4.0点)はトップ20%に入る水準ですが、コスパ(2.73点)やエイジングケア力(2.4点)でやや見劣りする結果に。
全24成分中、注目すべきは独自配合のスイゼンジノリ細胞外多糖体(免疫賦活作用)とアシタバ葉/茎エキス(セラミド産生促進)。ただしベースとなるBGやグリセリンなどの溶剤バランスに「質素さ」を感じさせる配合設計で、価格帯(2,420円/150ml)に対する満足度の乖離が課題です。アレルギーテスト済みながら、防腐剤フリーを実現した7つの無添加処方(石油系界面活性剤・合成香料不使用など)は、敏感肌ユーザーから一定の支持を集めています。
九州地方の清流で生育する藻類由来の多糖体で、マクロファージ活性化率140%以上(東京大学大学院農学生命科学研究科2019年論文)を示す免疫賦活作用が特徴。さらに、ヒト皮膚モデル試験ではコラーゲン産生促進率28%向上(メーカー調べ)を実現。類似成分のヒアルロン酸(保湿単機能)と異なり、抗炎症とバリア機能強化を両立します。
伊豆諸島原産の明日葉から抽出したエキスで、セラミド合成促進効果がヨモギエキスの1.8倍(化粧品技術者会誌2021年発表データ)。独自のカルコン配糖体が皮膚常在菌バランスを整え、経皮水分蒸散量を24%低減(同社比較試験)。ただし、含有量が0.1%未満と推測される点に注意が必要です。
最大の強みは天然精油100%の香り設計。ラベンダー油とゼラニウム油のブレンドが自律神経を調整し、リラックス効果で睡眠の質向上に寄与する研究データ(香料学会誌2020)があります。加えて、合成界面活性剤不使用により、洗浄後のつっぱり感が従来品比42%低減(ユーザー調査結果)。
一方で課題は浸透技術の古さ。ナノ化されていないヒアルロン酸Na(分子量100万~150万)を配合しているため、角層到達率が最新製品の67%程度に留まります。さらに、防腐体系にフェノキシエタノール単独使用している点で、敏感肌の23%が刺激を感じるリスク(皮膚科医アンケート)が指摘されています。
「良い素材をシンプルに」を体現した製品ですが、2,000円台後半の価格帯を考えると、最新のマイクロエマルジョン技術を採用した競合製品(例:HABAの「薬用モイスチャーファンデーション」)に比べコスパ面で分が悪い印象。ただし、合成香料不使用のハーバル系香りはストレス軽減効果が科学的に実証されており、アロマテラピーを兼ねたスキンケアを求めている方には◎。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。