解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
コーセーコスメポートブランド名
セラミエイド容量
480ml参考価格
1031円1mlあたり
2.1円JANコード
4971710541724ASIN
B0BVFSD797発売日
20230220KaisekiID
10805全成分
解析チームです。コーセーコスメポートといえば、ドラッグストアを中心に手に取りやすい価格帯ながら、確かな技術力を感じさせる商品が多いメーカーです。その中でも「セラミエイド」は“セラミドケア”というワードで敏感肌層の支持を集めるシリーズ。2023年2月に登場したこの泡タイプの薬用ウォッシュ、見た目は優しげですが、成分を掘り下げると実はちょっとしたツンデレ系処方……?その真相、科学のメスで切り込んでいきます。
本製品は「薬用フェイス&ボディウォッシュ」と銘打ち、顔にも使える低刺激設計を謳っています。解析ドットコムでの総合ランクは410製品中74位、スキンケア性能は5点中2.8点と平均よりやや上。
全体的な評価としては、安全性4.6点、保湿力3.6点と一定の信頼感があり、特に乾燥肌向け処方として妥当性が見られます。ただし洗浄剤の選定により、「脱脂力強め×保湿強化」というややアンバランスな側面も。
価格帯は実勢1031円(480ml)、1mlあたり約2.1円とコスパも良好で、売上データでは180日で527本販売されており、安定した市場人気を維持しています。
本製品の最大のメリットは、敏感肌・赤ちゃんにも使えると明言された低刺激設計。香料・着色料・アルコール・パラベン・サルフェートがすべてフリーで、全成分的にも刺激性の懸念成分は少数です。
また、高分子保湿成分セラキュートやグリセリン系保湿剤を多層的に配合しており、洗い流し後のツッパリ感が抑えられている点は高評価に値します。
一方で、やはり気になるのがテトラデセンスルホン酸Na(オレフィンスルホン酸)の存在。これは「泡立ち増強の切り札」ではあるのですが、乾燥肌にとっては脱脂が強すぎるという矛盾を孕んでいます。アミノ酸系との“いいとこ取り”のつもりが、逆に中庸で中途半端な設計にも感じられる点は注意が必要です。
セラミエイドの泡ウォッシュは、一見ふんわり優しげながら、その中身は「優しさと力強さのミックス処方」。肌にうるおいを残す努力は見える一方で、洗浄力がやや前のめり。バリアが弱っているときに毎日顔に使うには慎重さが必要かもしれません。
とはいえ、1,000円ちょっとでセラミドライクな保湿機能を備えた泡タイプというポジションはかなり希少。コスパ重視派、泡好きさんには◎。
以下に使用シーン別の推奨度を示します。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。